2010年7月28日水曜日

速報[7月28日②]~これから入荷・発売する本

 
332871 『清末民初中国鉄路借款合同全集(全2冊)』
    全国図書館文献縮微複製中心 2010年6月刊 47,250円
 ……(略)……民国5年(1916年)に刊行された《中国鉄路借款合同全集》は、中英対照の形式で清政府及び民国政府が、1876年から1914年までに調印したすべての鉄路借款合同を収録する。合同の種類は、行車合同・続訂合同・墊款合同などであり、関係する鉄道路線は、東省鉄路・盧漢鉄路・京漢鉄路……(略)……など当時の中国の主要な鉄道路線にわたる。なお、匯豊銀行の借款合同、徳華銀行の臨時墊款(立替金)に関する書類、郵伝部が香港当局と調印した合同、盛宣懐郵伝部大臣と福公司の間に交わされた書信なども収録されており、史料価値が極めて高い。本書は、《中国鉄路借款合同全集》の完全影印本。

332875 『近代中国報業史料研究簡編(全3冊)』
    全国図書館文献縮微複製中心 2010年6月刊 63,000円
 19世紀以降、西洋宣教師の渡来や外国新聞の伝来に伴い、一部の中国知識人は、西洋の学問を中国に積極的に紹介する一方、多くの新聞を創刊させ、近代中国の新聞業の幕を開いた。……(略)……《近代中国報業史料研究簡編》に収録されている《中国報学史》《報業管理概論》《報業経営与管理》《中国近代之報業》《中国報人之道路》は、いずれも民国初頭から抗戦終結までの30数年間にわたる中国新聞業の発展の過程を記述する民国時期の重要な新聞関係の史料であり、学術的な価値が高い。本書は、《近代中国報業史料研究簡編》の完全影印本。

332874 『東北日占区万宝山事件与韓人排華惨案(全2冊)』
    全国図書館文献縮微複製中心 2010年6月刊 31,500円
 1931年春、当時の吉林省長春市万宝山に入植した100余人の朝鮮人と現地の中国人との間にトラブルが起きたが、長春駐在の日本領事館が一方的に朝鮮人を庇い、日本軍が現地に進駐したため、事態は、「万宝山事件」という大規模な衝突に発展した。一方、朝鮮の《朝鮮日報》や《東亜日報》に事実を歪曲した報道を掲載させたため、朝鮮国内で大規模な中国人排除の事件が起き、100余人の華僑が殺害され、財産が殆ど掠奪された。「万宝山事件」が起きた二ヶ月後、「九・一八事変」が勃発し、日本軍が東北全土を制圧し、その後、日中両国は、遂に全面戦争の状態に突入し、3000年にわたる両国関係史上に最も悲劇的な一幕が開いた。
《万宝山事件与朝鮮仇華狂潮》と《万宝山事件及朝鮮排華惨案》の二部分から構成される《東北日占区万宝山事件与韓人排華惨案》は、当時の《東三省民報》《河北日報》《北平晩報》《大公報》などに掲載された、
...(続き)

332873 『日偽時期東三省物産資源与化学工業(全2冊)』
    全国図書館文献縮微複製中心 2010年6月刊 42,000円
 1930・40年代、日本は、戦争資源の確保のため、「満洲国」政権の統治地域で物産資源及び化学工業現状についての大掛かりな調査を行った。《東三省物産資源与化学工業》は、日本工業化学学会満洲支部が、「満洲国」関東庁や満鉄の支持を得て作成したこの調査の詳しい報告書であり、下記の部分から構成される。...(続き)

332872 『日清戦史講授録』
    全国図書館文献縮微複製中心 2010年6月刊 26,250円
 1894年に勃発した日清戦争(甲午戦争)は、日中近代関係史及びその後の両国の異なる歴史発展の進路に極めて大きな影響を与えた歴史事件である。《日清戦史講授録》は、ある日本陸軍大佐が1906年に日本陸軍大学で講義した日清戦争史の記録をもとに編纂されたものであり、その内容は、日清戦争の起因、日本軍の鴨緑江進撃、第一軍司令官の軍情判断、平壌・黄海戦役後の計画……(略)……などにわたり、附録、開戦初期の清軍行動についての評論、各戦闘の詳細な状況、日本の東亜戦略、東亜戦争の著名な事例なども付された、日清戦争に関する貴重な軍事資料である。本書は、《日清戦史講授録》の完全影印本。

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