愛知大学現代中国学会編 東方書店(発売) 2012年03月 2,100円
【 目 次 】
〔論説1〕 政治経済秩序の編成と再編成
中台関係の将来と日本 [岡部達味]
「海峡を越えたガバナンスの場」におけるシティズンシップ政治 [呉介民、曾嬿芬]
海峡両岸対話の再開と平和協定の将来像──攻勢を強める中国と選択肢の狭まる台湾 [松本はる香]
戦後台湾における非常時体制の形成過程に関する再考察 [薛化元]
日本統治時代の台湾における近代司法との接触および継承 [王泰升]
日本統治期における台湾人の中国での活動──満洲国と汪精衛政権にいた人々を例として [許雪姫]
〔インタビュー〕台湾・日本・中国をめぐる地縁の情感と文化の想像力 [侯孝賢+朱天文/インタビュアー 張小虹]
〔論説2〕 歴史文化の重層性と多元性
台湾映画『海角七号』におけるメルヘンの論理──西川満の日本引き揚げ後第一作「青衣女鬼」との比較研究 [藤井省三]
葉榮鐘における「述史」の志──晩年期文筆活動試論 [若林正丈]
台湾の文学と歌謡──重層的植民統治下における文学解釈共同体の構築 [陳培豊]
台湾における「顔智(ガンジー)」──一九二〇年代台湾反植民運動における国際主義の契機 [陳偉智]
祖先から神へ──閩台における「東峰公」崇拝の研究 [楊彦杰]
〔一般論説〕
銭鍾書──古今東西を縦横自在に往来するその実践と意義 [季進]
〔書評〕
台湾人音楽家江文也研究の道程――書評にかえて
――王徳威著、三好章訳『叙事詩の時代の抒情―江文也の音楽と詩作』 [劉麟玉]
三澤真美恵著『「帝国」と「祖国」のはざま――植民地期台湾映画人の交渉と越境』 [星名宏修]
井上正也著『日中国交正常化の政治史』 [河辺一郎]
小野寺史郎著 『国旗・国家・国慶――ナショナリズムとシンボルの中国近代史』 [家永真幸]
〔書訊〕
星野幸代・洪郁如・薛化元・黄英哲 編『台湾映画表象の現在――可視と不可視のあいだ』 [樋泉克夫]
高田幸男・大沢肇 編著『新史料からみる中国現代史 口述・電子化・地方文献』 [湯原健一]
〔天南地北〕
英国長老派教会資料中の台湾関係資料について [三澤真美恵]
0 件のコメント:
コメントを投稿