359137 『歴代刑法考(下)』
[清] 沈家本編 商務印書館 2011年12月刊 4,725円/4,882円
清末の法学者沈家本(1840-1913)により編纂された《歴代刑法考》は、中国の近代的な法学の基礎を築いた典籍であり、中華法系の研究に欠かせない文献と位置付けられている。《歴代刑法考》の最新版である本書の上巻は、歴代の刑事法の形成・特徴・執行情況・優劣・後世への影響などを論ずる文章を多数収載する。下巻は、「其他」「律令通考」「典型朝代的律令」「漢、唐、明律令制度」などの部分から構成される。
359141 『譚正璧学術著作集(全13冊)』
譚正璧 著/譚壎、譚箎 編 上海古籍出版社 2012年3月刊 予価33,600円
本書は、《中国文学進化史》《詩歌中的性欲描写》《中国女性文学史》《女性詞話》《中国小説発達史》《話本与古劇》《元曲六大家略伝》《三言二拍源流考》《弾詞叙録》《木魚歌:潮州歌叙録》《曲海蟸測》《古本稀見小説匯考》《評弾通考》《螺斎曲談》《評弾芸人録》など、文学史研究者譚正璧(1901-1991)の代表作15点を収録する。
359199 『西安秦腔劇本精編1-11・易俗社巻』
359200 『西安秦腔劇本精編12-22・易俗社巻』
359201 『西安秦腔劇本精編23-34・易俗社巻』
359202 『西安秦腔劇本精編35-45・三意社巻』
359203 『西安秦腔劇本精編46-56・三意社巻』
359204 『西安秦腔劇本精編57-68・尚友、五一劇団巻』
西安曲江新区管委会、西安市政協文史資料委員会編 西安出版社 2012年5月刊 予価(1-11,12-22,35-45,46-56)各66,990円/(23-34,57-68)各73,080円
秦腔は、陝西省・甘粛省・青海省・寧夏回族自治区・新疆維吾爾自治区などの西北地区で行われている最大最古の伝統劇である。秦腔の形成と発展は、京劇・晋劇・河北梆子・豫劇・川劇などの戯曲に深い影響を与えたので、「百種の戯曲の祖」と見なされている。秦腔は特徴として、節回しに「板式」と「彩腔」の二部分があり、各部分に「歓音」と「苦音」がある。《西安秦腔劇本精編》は、《三滴血》《櫃中縁》《五典坡》《三回頭》《鎮台念書》《看女》《軟玉屏》《蕭山秀才》《宮錦袍》《頤和園》《新華夢》《関中書院》《火焔駒》《郭秀明》《娘啊娘》《王宝釧》《紅珊瑚》など代表的な秦腔演目を含む西安市の四大秦腔劇団である易俗社・三意社・尚友社・五一劇団の台本479部を収録し、秦腔及び中国地方戯曲の研究に貴重な資料を提供する。
359285 『持静斎書目・持静斎蔵書記要』
[清] 丁日昌著/張燕嬰点校 中華書局 2012年2月刊 4,095円
丁日昌(1823-1882、号持静)は、清代後期の著名な洋務派であり、蔵書家でもあった。《持静斎書目》は、《四庫全書総目》の分類法に沿い、丁日昌の蔵書楼持静斎に収蔵されている宋元善本や名家精鈔及び西洋科技訳著2,913種を収録する。《持静斎蔵書記要》は、上巻(宋刊・元刊・明刊・近刊佚書など)と下巻(抄本)に分け、「解題」という形式で持静斎の蔵書の版本・著者・出所・内容提要などを記述する。本書は、《持静斎書目》と《持静斎蔵書記要》の整理校勘本であり、巻末には書名索引を付す。
359294 『内蒙古動物志 1』
旭日干編著 内蒙古大学出版社 2011年8月刊 7,875円
本巻は、総論と各論部分から成る。前者は、内蒙古魚類研究簡史・内蒙古水系的形成・歴史変遷及魚類拡散・内蒙古魚類区画などの内容で構成され、後者は、分布図を付し、内モンゴルに生息する113種の円口綱や魚綱の目・科・属、ラテン語学名・中国語名・モンゴル語名、主要な形態特徴や生活習性、関係する文献資料、内モンゴルでの分布などを詳細に紹介する。
359302 『中国近代図像新聞史(1840-1919)(全6巻)』
韓叢耀等編 南京大学出版社 2012年3月刊 予価28,560円
……(略)……本書は、大量の歴史資料に基づき、「図像新聞」の形成・発展・衰退・消失の歴史を回顧し、「図像新聞」が清末民初の中国社会や文化の進歩に担った役割を高く評価する初の「図像新聞」史である。
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