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■「台湾原住民族(タイワンユエンチュミンヅ)の音楽と文化」 国際学術シンポジウム
The International Conference on Taiwan Indigenous Peoples Music and Culture
世界の諸民族にはそれぞれ独自の歌曲や歌舞がある。台湾原住民族も独自の優れた歌曲と歌舞を有し、民族の生活規範や規律、神話伝説、さらには喜怒哀楽を歌曲や歌舞で伝えてきた。このような台湾原住民族音楽が生まれる背景について孫大川氏は、原住民族の村では歌が生活や祭りのなかで謡われ、歌は生活に密着した原住民文学そのものだという。今日ではさらに平埔族の民族音楽にも光があてられている。本シンポジウムはこうした「台湾原住民族の音楽と文化」をテーマにした、日本で最初の国際シンポジウムである。
*台湾の少数先住民族の公式呼称は「原住民族」である。「原住民」という名称は1994年に憲法に記され、1997年に「原住民族」に修正された。本シンポではこの呼称に従っている。
▼開催日:4月14日(土)、15日(日)
▼会場:
天理大学附属天理参考館(14日)、
〒632-8540 奈良県天理市守目堂町250
http://www.sankokan.jp/institution/trans.html
天理大学・杣之内キャンパス(15日)
〒632-8510 奈良県天理市杣之内町1050
http://www.tenri-u.ac.jp/info/Access.html
▼一般参加自由。入館料無料。シンポ参加費500円(資料代。2日通し)
*一般公開の国際シンポジウムです。但し、通訳は二つの講演のみであることをお断りいたします。
▼主催:天理大学、天理大学附属天理参考館、国立台東大学
後援:財団法人交流協会、行政院原住民族委員会、台北駐大阪経済文化辦事処、天理台湾学会、天理大学中国文化研究会
▼事務局:
〒632-8540 奈良県天理市守目堂町250 天理大学附属天理参考館海外民族室
吉田裕彦 TEL:0743-63-8414 E-mail:yhr@sta.tenri-u.ac.jp
〒632-8510 奈良県天理市杣之内町1050 天理大学国際学部下村研究室
下村作次郎 TEL:0743-63-7412 E-mail:shimomus@sta.tenri-u.ac.jp
▼プログラム:
[4月14日] 会場:天理大学附属天理参考館
10:00 受付開始
10:20-10:30 開会の挨拶 岩井孝雄(天理参考館館長)、劉 金源(国立台東大学校長)
10:30-11:30 林 清財(国立台東大学) 基調講演「歌で書く―台湾原住民の歌謡伝統について―」
11:30-11:35 新書発表と贈呈 天理大学附属天理参考館編『台湾、平埔族生活文化の記憶』
11:35-12:00 吉田裕彦(天理参考館) 紹介「天理参考館所蔵台湾平埔族と原住民族の文物」
12:00-13:00 (昼食)
13:00-14:50 【第一セッション】(司会・討論20分、発表各30分、計110分)
司会:三尾裕子(東京外国語大学)
松岡 格(早稲田大学) 「原住民文化の奥深さ:花文化研究からのアプローチ」
鄧 相揚(曁南国際大学) 「台湾原住民的創作歌舞」
林 志興(国立台湾史前文化博物館) 「原舞者與台湾原住民族楽舞的復振與発展」
14:50-15:00 (休憩)
15:00-16:10 【台湾原住民族音楽の演奏】
司会:小林公江(京都女子大学)
口琴・鼻笛演奏:少妮瑤・久分勒分(パイワン族)
陸森寶(民族名バリワクス。プユマ族)の歌謠ほか:呉 花枝、林 志興、孫 優女、孫 大山(以上、プユマ族)
17:00-19:00 懇親会
[4月15日] 会場:天理大学第一会議室
09:15 受付開始
09:45-10:00 開会の挨拶 飯降政彦(天理大学学長)、孫 大川(行政院原住民族委員会主任委員)
10:00-12:20 【第二セッション】(司会・討論20分、発表各30分、計140分)
司会:野林厚志(国立民族学博物館)
早坂文吉(天理参考館) 「パゼッヘ族の移動と現況―天理参考館収蔵台湾古地図調査をもとに―」
渡邉昌史(天理大学) 「台湾原住民の土俵をもつ相撲―文化としての本質主義と異種混交性―」
梁 忠銘(国立台東大学) 「台湾原住民族『教育』與『文化』政策相互關係之探析」
少妮瑤・久分勒分(パイワン伝統楽器製作吹奏講師歌手) 「原住民器楽與楽器:以排湾族楽器為例」
12:20-13:20 (昼食)
13:20-15:10 【第三セッション】(司会・討論20分、発表各30分、計110分)
司会:笠原政治(横浜国立大学名誉教授)
陳 芷凡(国立政治大学) 「『原』来有歌:台湾原住民文学 / 歌謠的対話與文化想像」
魚住悦子(国際交流基金) 「“稗官”パタイの歴史小説―書かれた『正史』と語られる『野史』」
森口恒一(静岡大学) 「台湾原住民の伝承と歌謡」
15:10-15:40 (コーヒーブレイク)
15:40-16:40 孫 大川(行政院原住民族委員会主任委員) 総括講演「台湾原住民族の音楽と文化」
16:40-16:50 閉会の挨拶 林 清財(国立台東大学)、下村作次郎(天理大学)
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