2012年3月9日金曜日

速報[3月9日①]~これから入荷・発売する本

 
358676 『故宮博物院蔵品大系・絵画編 7 明(漢英対照)』
358677 『故宮博物院蔵品大系・絵画編 8 明(漢英対照)』
358678 『故宮博物院蔵品大系・絵画編 9 明(漢英対照)』
    故宮博物院編 紫禁城出版社 2012年2月刊 23,520円
 明代は、中国絵画史上において極めて重要な時代である。明代には宮廷画派・呉門派・松江派・浙江派などの流派が形成され、「明四家」沈周・仇英・文徴明・唐寅及び戴進・呂紀・陳洪綬・徐渭・董其昌など数多くの大家により創作された山水画・人物画・工筆画は、中国伝統絵画の最高峰と見なされている。《故宮博物院蔵品大系・絵画編・明》は、中英対照の説明文を配し、カラー写真を用い、故宮博物院に収蔵されている明代絵画の逸品を紹介する。

358685 『世説新語校釈』(精装)
358686 『世説新語校釈』(平装)
    [南朝・宋] 劉義慶撰/[南朝・梁] 劉孝標注/龔斌校釈 上海古籍出版社 2012年1月刊 (精装)11,970円/(平装)10,395円
 《世説新語》は、南朝・宋の劉義慶により編纂され、後漢末から東晋までの有名人の逸話を集め、その内容から36の編に分けた筆記小説である。それぞれの項目が「孔門四科」の徳行・言語・政事・文学を初めとしてジャンル毎に分類されている。「玄遠冷峻」「高簡瑰奇」の筆致で中世中国の政治風雲・習尚儀制・文化精神などを記述しており、中国文学史上において高い地位を有する。《世説新語》が編纂されてから一世紀も経たないうち、南朝梁の劉孝標が注を付けている。その注は、記述を補足し不明な字義を解説するだけではなく、本文中の誤りを訂正したり、また、現代では已に散逸した書物を多く引用しており、裴松之の《三国志》注、酈道元の《水経注》などと並び、六朝時期の名注として高く評価されている。近代以降、程炎震・劉盼遂・余嘉錫・徐震崿・沈剣知・楊勇などの学者が相次いで《世説新語》に考証・勘誤・釈義を加え、《世説新語》の研究に寄与した。本書は、前人の研究成果を踏まえ、大量の典籍をもとに編纂された集大成的な《世説新語》校釈本。巻末に「旧題旧跋旧序」「人物事迹編年簡表」「人名索引」を付す。

358712 『三門峡地区考古集成(上下)』
    李久昌主編 大象出版社 2011年12月刊 21,840円
 河南西部・陝西東部・山西南部に跨る三門峡地区は、紀元前5000年ごろの仰韶文化の発祥地として20世紀初期から内外の考古学者に重視されている。1923年、スウェーデン人考古学者アンダーソンが三門峡仰韶村遺迹の発掘調査の成果に基づき、まとめた学術論文《中華遠古之文化》は、仰韶文化を中華文明のルーツと論証し、世界考古学界に大きく注目され、三門峡地区の近代的な考古学の始まりとなった。本書は、それ以来発表された三門峡地区についての考古発掘報告・簡報・簡訊及び学術論文などを網羅的に収録し、中国の先史文明の研究に貴重な資料を提供する。

358716 『輝県琉璃閣甲乙二墓(全2冊)』
    河南博物院、台北歴史博物館編著 大象出版社 2011年12月刊 16,590円
 河南省輝県南東部の琉璃閣遺迹は、戦国時期魏国の貴族の家族墓地である。1936年、当時の河南省博物館が琉璃閣遺迹に対し行った考古発掘調査により、甲墓と乙墓に命名された二つの大きな墓葬及び多くの副葬品を発見し、大きな話題となった。しかし、様々な原因により、この考古発掘調査に関する正規の報告書は、作成されなかった。本書は、河南博物院と台北歴史博物館により編纂された輝県琉璃閣甲乙二墓についての初の正式な考古発掘調査報告集。上冊は、大量のカラー写真を付し、甲乙二墓からの出土品を紹介し、下冊は、関係する考古報告集や研究論文を収録する。

358721 『《晋察冀日報》通訊全集(1938-1948)(全16冊)』
    晋察冀日報研究会編 中共党史出版社 2012年1月刊 50,400円
 ……(略)……本書は、《晋察冀日報》に掲載されたすべての通訊を影印収録し、中国共産党党史及び抗日戦争史の研究に貴重な一次資料を提供する。これらの通訊の著者は、鄧拓・范瑾・田間・丁玲・魏巍・孫犂・楊沫・蕭軍・蕭三・陳明・倉夷・張帆・雷行・戴燁・丁原・李肖白・夏蘭・夏鳳・田雨・戈焔・陳春森・杜導正・沈重・周游・林漫・路灝・秋浦などの作家や名記者及び多くの外国友人が含まれており、通訊の内容は、抗日戦争や解放戦争の各方面に及び、史料価値が極めて高い。

0 件のコメント: