2015年2月4日水曜日

速報[2月4日①] これから入荷・発売する本~『隋唐长安城遗址保护规划历史文本研究 』『曹禺戯劇全集』他

 
391503 『徽州民間私約研究及徽州民間習慣調査 上、下』
    田涛著 法律出版社 2014年6月刊 5,500円+税
 本書は、徽州地区の民間私約習慣及び当地に遺存されている社会習俗に対する調査結果を法理学の視点から分析し、中国当代民法の研究として価値あるものである。上冊は、分類された2,000件余りの徽州民間私約の統計と比較を通じ、その内在関係を掲示。下冊は、徽州地区の農村で2回行った社会調査から得た成果に基づき、当地における民事習慣の現状を如実に描き出している。...(続き)

391577 『鄰蘇観海-院蔵楊守敬図書特展』
    宋兆霖 主編 故宮博物院 2014年6月刊 4,500円+税
 本書は、台湾故宮博物院主催の同名特展の図録で、下記四つの部分で構成されている。「其人其字」は、楊守敬の生涯とその書法を紹介。「東瀛訪書」は、楊氏の日本での本探しの経歴や、本の好みと収集の成果などを紹介。「静観環宇」は、楊氏の蔵書内容を分析し、その人生観及び学術思想を掲示。「図書流伝」は、中国から朝鮮半島、日本へ、また中国に回流するという漢籍の文化旅程を通じ、楊氏と海外漢籍との“縁”を語る。他に《楊守敬年表》も附されている。

391551 『余英時英文論著漢訳集(全4冊)』
    余英時 著
何俊編 訳 上海古籍出版社 2014年8月刊 12,100円+税
 本書は、余英時の英文著作《十字路口的中国史学》、《東漢生死観》、《漢代貿易與拡張》、《人文與理性的中国》を収録。《十字路口的中国史学》は、余氏が米国漢代研究文化団団長として行った総括報告から題名を借り、当時の訪問活動や討論に関する日記などが主な内容である。《東漢生死観》は、文献と考古資料を用いて、社会階層の違った視点から東漢の“生死”観念を紹介するもの。《漢代貿易与拡張》は、漢代の貿易と拡張を通じ、当時における対外関係及び経済と軍事問題を分析する。《人文与理性的中国》は関係論文19篇で構成され、先秦から当代までの中国思想史を中心に討論するものである。

391628 『隋唐長安城遺址保護規劃歴史文本研究』
    肖愛玲 等編著 科学出版社 2014年8月刊 5,390円+税
 隋唐長安城は、中国古代の最も強盛な時代の都城であり、その都市設計は当時の科学と芸術水準を代表し、以降の中国歴代及び日本、朝鮮等国の都城建設にも多大な影響をもたらした規範となるものである。また、古代シルクロードの起点として、世界遺産の申請名簿にも登録されている。本書は、その遺跡の保護を目的とする計画に主眼を置き、単なる現状保存ではなく、実物環境の保護と同時にその文化的脈絡と伝統の維持、利用もできる系統的な企画を力説。また、西安市で都城文化博物館を建設することも提唱。

391645 『楚劇図文志』
    胡懐存 主編 湖北美術出版社 2014年9月刊 10,340円+税
 本書は、《楚風芸叢》の一つ。2006年に“国家非物質文化遺産保護名録”にも登録された湖北省特有の地方劇である楚劇を写真と文章で紹介。楚劇の歴史的沿革や、劇目、代表的な節回し、劇団及び名優陣を全面的に記載し、楚劇の保護と伝承に役立つ一冊である。

391651 『地方档案與文献研究 1』
    呉佩林、蔡東洲 主編 社会科学文献出版社 2014年5月刊 4,950円+税
 本書は、“地方档案与文献研究”をテーマとするセミナーの論文集。歴史学、法学、文献学、文字学、考古学などの分野における档案整理の理論と方法、文献考証、俗字雑字などの問題について、多学科にわたる研究成果が掲載されている。

391678 『曹禺戯劇全集(全5冊)』
    曹禺著 人民文学出版社 2014年6月刊 13,500円+税
 本書は、“話劇”という中国現代劇の作家として最も評価の高い曹禺の話劇作品全12作を収録。曹氏の代表作で“四大名劇”と称されている《雷雨》、《日出》、《原野》、《北京人》の他、《黒子二十八》、《蛻変》、《家》、《正在想》、《橋》、《明朗的天》、《胆剣篇》、《王昭君》が含まれている。...(続き)