2015年2月5日木曜日

速報[2月5日①] これから入荷・発売する本~『中国分省区漢語方言文献目録(稿)』『《朱子語類》彙校』他

 
395475 『中国分省区漢語方言文献目録(稿)』
    張振興 等編 中国社会科学出版社 2014年11月刊 7,040円+税
 本書は、チベット自治区以外の全33の省、直轄市、自治区で使われている計10種類の漢語方言に関する文献の目録。見出し語として32,000箇条余りの文献を収録。収録数は国内外にある漢語方言文献目録の中で最多と思われ、各行政区で使われている漢語方言の関係文献を調べるには大変便利である。

395460 『《朱子語類》彙校』
    〔宋〕黄士毅 編/徐時儀 滙校 上海古籍出版社 2014年12月刊 26,910円+税
 朱熹の語録としては、最古の南宋嘉定八年李道伝編《朱子語録》(《池録》と呼ばれている)、南宋咸淳六年黎靖徳編《朱子語類》(黎靖徳本)及びその重刻である《成化本》などの他、1980年代に影印出版された日本の九州大学図書館所蔵の《朝鮮古写徽州本朱子語類》(徽州本)がある。《徽州本》は、《池録》と黎靖徳本の中間に位置し、「語録」から「語類」へ変遷過程を表していることや、黎靖徳本にない内容を多数収録していることで、朱子研究の新資料としてその注目度が高い。本書は、《徽州本》を底本にし、《成化本》などを校正本として、版本の相互補完などを施した新しい整理本である。

395496 『中華大典・医薬衛生典・医学分典・眼科総部』
    和中浚 主編 巴蜀書社 2014年8月刊 17,100円+税
 本書は、1910年以前の漢方医眼科類古籍を全面的に整理、集成し、中国医学史における目と視覚生理病理に対する認識や、眼科の診断と治療、並びにその関連文献に関する記述を集めた大型類書である。総部の下に部と分部を置き、眼科の基礎理論、診断における弁証、治療法、文献、病証、漢方処方などが各部のテーマとされている。

395497 『中華大典・医薬衛生典・医学分典・耳鼻咽喉口歯総部』
    賈徳蓉 主編 巴蜀書社 2014年8月刊 20,700円+税
 本書は、1910年以前の漢方医耳鼻咽喉科口歯類古籍を全面的に整理、集成し、中国医学史における耳鼻咽喉口歯科の全貌と発展を反映した記述を集めた大型類書。総部の下に耳科部、鼻科部、口歯唇舌部、咽喉科部の四つの部が置かれている。

395308 『太平天国壁画全集 上』
395307 『太平天国壁画全集 下』
    本書編輯委員会、太平天国歴史博物館 編 遼寧美術出版社 2014年12月刊 17,100円+税
 《太平天国壁画全集》は、《中国美術分類全集》の一つ。上(正編)、下(附編)の二巻に分けて、南京、江蘇、安徽、浙江などの地域にある太平天国関連の壁画18箇所を紹介。壁画及び壁画局部の図版334枚や、著名な学者羅爾綱と太平天国壁画の研究者張鉄宝の論文が収録されている。

395459 『上海図書館館蔵旧版日文文献総目』
    上海図書館 編 上海科学技術文献出版社 2014年6月刊 26,100円+税
 本書は、《上海図書館館蔵旧版外文文献総目叢刊》の一つ。上海図書館に所蔵されている旧版日文文献の総目録として、8万冊以上ある日文文献を見出し語41,766箇条で収録。寛正四年(1792)から昭和二十四年(1949)までの間に刊行され、図書、定期刊行物、文集、小冊子、手写本、非正式出版物などを含むこれらの文献は、経済、文学、歴史、政治、軍事など多くのジャンルで構成され、中国とりわけ上海の近現代史、並びに戦前と戦時の日本に関する研究の貴重な資料であるため、その査閲をより便利にしたツールが本書である。

395495 『内学(全2冊)』
    本書編輯委員会 編 中西書局 2014年11月刊 16,200円+税
 本書は、《普陀山仏学叢書》の一つ。支那内学院が1924年に創刊した学術誌《内学》全4輯の内容を収録し、国家図書館の蔵本を底本に影印。当時の編集委員会と執筆陣には欧陽漸、呂澂、熊十力、湯用彤などの仏学と哲学の著名な学者が含まれ、学院に関する記事の他、学術論文と仏経の翻訳も多数掲載されている。