2008年6月3日火曜日

本日(6月3日)の新着和書~『台湾の政治 中華民国台湾化の戦後史』他

「台湾の政治 中華民国台湾化の戦後史」
    若林正丈著 東京大学出版会 7,140円
  *アジアの要衝として日・米・中のあいだで揺れ続けた台湾の歴史を振り返り、2008年の総統選を踏まえて未来の方向性を指し示す。

「現代中国の中央・地方関係 広東省における地方分権と省指導者」
    磯部靖著 慶応義塾大学出版会 6,300円
  *改革・開放期以降、中国では地方分権によってほんとうに中央は弱く、地方は強くなったのか? 中央と地方の対立が激しくなり分裂の危険性は高まっているのか? 連邦制への移行の可能性はあるのか? 従来の研究を実証的に検証し、新たな可能性を提示する。


「現代中国の歴史 両岸三地100年のあゆみ」
    久保亨著 土田哲夫著 高田幸男著 井上久士著 東京大学出版会 2,940円

「マルコ・ポーロと世界の発見」
    ジョン・ラーナー著 野崎嘉信訳 立崎秀和訳 法政大学出版局 4,935円
  *「嘘つきマルコ」とさえ呼ばれたマルコ・ポーロの『東方見聞録』は、荒唐無稽な文学的奇談にすぎないのか。マルコの出自や当時の商習慣、モンゴル帝国や中国の文化にも目配りして『見聞録』誕生の経緯と目的、受容の歴史を描き、文化的・歴史的に定位しつつ第一級の地理学書として再評価する。

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