2008年10月27日月曜日

10月25日の新着和書~『魯迅と西洋近代文芸思潮』『統辞論における中国語名詞句の意味と機能』他

「中国夢と流転 庶民たちの改革開放」
    角英夫著 司馬成写真 日本放送出版協会 1,680円
  *現代中国の“改革解放路線”を決定づけた、鄧小平の「南巡講話」が行われたのは1992年。以降、中国は驚異的な発展を遂げつつある。この激動の15年余りを、市井の人々はどう生きたのか―。そこには今なお激流の最中にある中国という国の運命を享受し、必死に生きようともがいている人々の姿があった。

「アジア遊学115 縁起の東西―聖人・奇跡・巡礼」
    勉誠出版 2,100円

「激流中国」
    NHKスペシャル取材班著 講談社1,575円

「魯迅と西洋近代文芸思潮」
    工藤貴正著 汲古書院 9,450円

「自他認識の思想史 日本ナショナリズムの生成と東アジア」
    桂島宣弘著 有志舎 3,360円
  *徳川日本において、どのように自己像が生起し、近世帝国的普遍性を切り裂くのか。また国境認識はどのようにして現れ、他者認識を生み出していくのか。グローバリゼーション下でむしろ高まりつつあるナショナリズムの源流を、東アジアへ視線を向けるなかから探り出し、近代の学術がそれをいかにして制度化していったのかを解明する。

「中国語中級テキスト 大学生のための現代中国12話・Ⅱ」
    黄漢青著 杉野元子著 白帝社 2,625円

「中国中世文学研究 第54号」
    中国中世文学会 白帝社 1,575円

「日本語と中国語の可能表現」
    日中対照言語学会編 白帝社 2,940円

「統辞論における中国語名詞句の意味と機能」
    小野秀樹著 白帝社 4,800円
  *「名詞述語文」、“(是)~的”構文、「形容詞を修飾語に持つ名詞句の機能」、「目的語前置と題述文」をめぐって、詳細な例文分析と新しい視点から問題を提起し、日中対照の観点も取り入れた名詞句研究の専著。

「日琉交易の黎明-ヤマトからの衝撃 叢書・文化学の越境 17」
    谷川健一編 森話社 3,570円

「東アジアの中の日本 環境・経済・文化の共生を求めて」
    東アジア共生研究会著 富山大学出版会 2,835円

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