2010年11月10日水曜日

『出土文献 1』~注目の新出史料「清華簡」の研究論考を多数掲載!

 
『出土文獻 第一輯』 【在庫有り】
  清華大學出土文獻研究與保護中心 編 中西書局 2010年08月 4,998円

「清華簡」とは、清華大学が2008年7月に海外より入手した、戦国時代のものと見られる2300余枚の竹簡。新発見の内容を含む重要な記録が多数含まれており、清華大学は李学勤教授をリーダーとする専門チーム・出土文献研究与保護中心を組織し、保存作業と研究を開始した。最初の整理作業で2388枚の簡片(少数の残片を含む)が確定し、炭素年代測定により紀元前305年±30年(戦国中~後期)の制作物と認定された。
その内容の多くは先秦時代の経・史類典籍であり、特に秦代の焚書によって多くが紛失された『尚書(書経)』の内容を含んでいることが注目される。そのうち何篇かは伝世本にもあるものだが、文句には多くの差異が見られ、篇題が異なるものもある。さらには逸篇も多く見つかっており、非常に価値が高い。また、『竹書紀年』と類似した編年体の史書や、周武王時代の「楽書」も見つかったと報じられている。
『出土文献』は、清華大学出土文献研究与保護中心の編集により新たに刊行された学術論文集。上記の「清華簡」の最新研究報告を中心に、最新の出土文献・古文字研究に関する論考を多数収録する。

なお、李学勤の「発刊詞」によれば、「清華簡」に関する最初のまとまった整理研究報告は、2010年末に刊行予定とのこと。

目次より:
発刊詞
従清華簡談到周代黎国
清華簡所見古飲至礼及《郎夜》中古佚詩試解
清華簡《金滕》与周公居東的真相
《保訓》“追中于河”解
読清華楚簡《保訓》剳記(四則)
《保訓》字句試読
《清華大学蔵戦国竹簡(保訓)釈文》初読
浅議清華簡《保訓》篇“中”的観念
《保訓》二題
清華簡《保訓》釈字一則
殷周時期的河宗 (…続き)

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