2011年7月13日水曜日

速報[7月13日①]~これから入荷・発売する本

 
349312 『中国文学批評通史(全7冊)』
    王運煕、顧易生主編 上海古籍出版社 2011年7月刊 予価26,145円
 本書は、豊富な文献調査をもとに、前人の研究成果を踏まえ、《先秦両漢巻》《魏晋南北朝巻》《隋唐五代巻》《曾金元巻》《明代巻》《清代巻》《近代巻》の7つの巻に分けて、中国の文学批評史の形成・発展・変革の軌跡を描き出す。西方の言語哲学や接受美学理論の活用、《文心雕龍》《滄浪詩話》《原詩》など文学批評史上の「里程碑」に対する再認識、今までの文学批評史にあまり触れていなかった戯曲・小説・民歌・時調・笑話・小品文・八股文関係の内容の充実は、本書の大きな特徴である。

349320 『北京考古工作報告(2000-2009)(全12冊)』
    宋大川主編 上海古籍出版社 2011年7月刊 予価105,000円
 本書は、大量の写真や図版及び考古発掘調査報告書を配し、《奥運巻》《城区巻》《房山巻》《密雲懐柔昌平巻》《南水北調巻》《平谷順義通州巻》《延慶巻》《亦庄巻》《朝陽巻》《海淀巻》《大興巻》《建築遺址巻》など12の巻に分け、2000年から2009年にかけて北京で行われた考古発掘調査の成果を紹介する。その中、亦庄経済開発区の戦国・漢・唐・遼・金・明・清の墓葬群、延慶古崖居の9基の石刻仏像、昌平県張営の大規模な商周遺址、通州区馬駒橋の古代墓葬群は、重大な考古発見として学界の注目を集めている。《北京文物与考古系列叢書》シリーズの1点。

349327 『翁心存日記』
    [清] 翁心存著/張剣整理 中華書局 2011年6月刊 12,600円
 ……(略)……《翁心存日記》は、記述期間が数十年に及び、内容も晩清の政治・経済・軍事・吏治・風習・民俗などの広範囲にわたるため、翁同龢の《翁文恭日記》、李慈銘の《越縵堂日記》、王闓運の《湘綺楼日記》、葉昌熾の《縁督廬日記》などの「晩清四大日記」と並ぶ日記作品と評価されている。とりわけ日食・月食・星変などの気象現象、各地の路程・駅站・地理・農業・兵防・水利、皇帝や后妃の葬儀・礼制・陵墓建築及び柳如是・杜堮・劉喜海・程恩沢・劉煕載など著名人の逸事についての記載は、史料価値が高い。

349333 『張籍集系年校注』
    [唐] 張籍撰/徐礼節、余恕誠校注 中華書局 2011年6月刊 7,203円
 張籍(766-830)は、「涼州詞」「節婦吟」などを創作した著名な中唐詩人である。本書は、様々な版本を参照し、《張籍集》に注釈・系年・校注を加えるほか、一部の詩作の真偽を考証し、後人の張籍に対する評価を集め、張籍研究に集大成的な資料を提供する。《中国古典文学基本叢書》シリーズの1点。

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