2011年7月22日金曜日

速報[7月22日②]~これから入荷・発売する本

  
349714 『八大山人書法全集』
    [清] 朱耷著 江西美術出版社 2010年6月刊 19,425円
 八大山人(本名朱耷、1626-1705)は、明末清初の著名な画家・書家である。王羲之・王献之・顔真卿・董其昌を範とし、「流暢秀健」の風格を有する八大山人の書法は、その後の「揚州八怪」、趙之謙、呉昌碩、任伯年、斉白石などの大家に極めて大きな影響をも与えた。本書は、八大山人の書法作品及び題跋・印鑑・書信など125篇・365幅を収録し、八大山人の書法の全貌を明らかにする。

349715 『永靖炳霊寺石窟研究文集(上下)』
    鄭炳林、石勁松主編 甘粛文化出版社 2011年6月刊 16,800円
 甘粛省永靖県炳霊寺石窟は、北魏から清までの1600年間にわたって造られた216の仏龕、815の仏像、56の仏塔及び約1,000平米の壁画が保存されており、漢伝仏教や蔵伝仏教の伝来・発展・変遷の歴史を表示している。本書は、石窟総論・調査報告・分期断代・石窟簡史・芸術研究・仏学研究・石窟保護・学術史など12の部分に分け、2010年まで中国の様々な刊行物に発表された炳霊寺石窟関係の研究論文209篇を収録し、炳霊寺石窟研究に貴重な資料集を提供する。《絲綢之路石窟研究文庫》シリーズの1点。

349716 『羅爾綱全集(全22冊)』
    羅爾綱著 社会科学文献出版社 2011年8月刊 予価173,250円
 羅爾綱(1901-1997)は、現代中国の著名な歴史学者であり、その太平天国研究は、画期的な成果を収めたため、「20世紀における太平天国研究の第一人者」と位置づけられている。羅爾綱生誕110周年を記念し、刊行される本書は、太平天国史類・兵史類・金石類・文学類・文史雑考類・生涯回憶類・師友回憶類・書信類・雑著類・附編に分けて、羅爾綱の全作品を収録する。

349717 『洛陽新獲七朝墓誌(全2冊)』
    中華書局 2011年9月刊 予価52,500円
 本書は、近年、新しく洛陽地区で出土された漢(7点)・魏晋南北朝(37点)・隋(20点)・唐(315点)・宋(7点)などの墓誌400余点に定名・考釈を加え、影印収録する。

349720 『音韵学叢書(全12冊)』
    厳式誨輯 国家図書館出版社 2011年9月刊 予価136,500円
 1920・30年代、四川の著名な蔵書家厳式誨(1890-1976)により編纂・刊行された《音韵学叢書》は、唐宋以降の音韵学著述32種・123巻を収録する集大成的な音韵学資料集である。1957年、四川人民出版社が、その中から《切韵指掌図》《韵補》など十数種の最も重要な著述を抽出し、刊行した《音韵学叢書》ダイジェスト版は、原書の実用性を高め、研究者に高く評価されている。本書は、四川人民出版社版《音韵学叢書》の完全影印本。

349735 『三中全会以来重要文献選編(1978.11―1982.8)(全2冊)』
    中共中央文献研究室編 中央文献出版社 2011年6月刊 11,340円
 1978年12月に開かれた中国共産党第十一届三中全会は、中国を改革開放の新時代に導いた極めて重要な会議である。本書は、1978年11月の中央工作会議(十一届三中全会の予備会議)から1982年8月までの中共中央の決議・決定・指示・通知及び指導者の講話・談話・書信・文章など104篇を収録しており、これらの文献の内容は、いずれも当時の中国共産党の路線・理論・方針・政策などを反映するものである。

0 件のコメント: