2011年7月27日水曜日

速報[7月27日③]~これから入荷・発売する本

 
350340 『東北古今地名辞典』
    羅節文、邵蔚風編 吉林文史出版社 2009年11月刊 8,694円
 本書は、様々な史籍・地方文献・碑銘伝記・口碑伝説などに依拠し、編纂された東北地域の古今の地名9,192条を収録する地名辞典である。収録地名の地域は、現在の遼寧省・吉林省・黒龍江省及び内蒙古自治区東部にわたり、年代は、上古時期から現代までであり、県以上の政区及び重要な山脈・河川・島嶼・湖泊・城鎮・堡塞・関隘・道路・橋梁・建築・宮観・園圃・寺廟・陵墓・古籍遺址などが網羅的に収載されているため、東北研究に欠かせない参考書と言える。

350341 『2010年中国重大自然災害図集』
    国家自然資源和地理空間基礎信息庫項目辨公室編 測絵出版社 2011年5月刊 50,400円
 本書は、図集の形式で2010年に中国で起きた重大な自然災害を紹介する。下記の4つの部分から構成。
①【序図】:自然災害についての基礎知識を紹介。②【災害概況】:「自然災害情況」「重大自然災害情況」「災害損失区域評価」の3つの部分に分け、2010年における中国の各種の自然災害とりわけ重大な自然災害の地域分布、時間分布、影響範囲及び人口・家屋・基礎施設・農業などが蒙った損害情況を紹介。③【災害専題分析】:青海玉樹大地震、甘粛舟曲特大土石流、西南地区旱魃、南方と東北地方の洪水、新疆北部の雪災、大興安嶺森林火災、渤海と黄海北部海冰災害、「凡亜比」台風、重大な沙塵暴など「4級」以上の自然災害の被災範囲、環境的背景、損失情況、救済活動などを紹介。④【減災備災、応急響応与恢復重建】:汶川大地震や玉樹大地震を例に挙げ、防災組織・監測・指揮・防備システムの面から中国の災害対応の能力を検証する。


350345 『中国機械史・図志巻(中英文対照)』
    中国機械工程学会編 中国科学技術出版社 2011年5月刊 19,162円
 《中国機械史》は、4巻に分け、機械の萌芽が現れた新石器時代晩期から2009年までの中国における機械の発展の歴史を詳細に紹介する。

350369 『明成化説唱詞話叢刊(全12冊)』
    上海書店 2011年7月刊 75,600円
 本書は、《花関索伝(前集・後集・続集・別集)》《薛仁貴跨海征遼故事》《石郎駙馬伝》《包待制出身伝》《陳州粜米伝》《仁宗認母伝》《包龍図断曹国舅公案伝》《包龍図断歪烏盆伝》《包龍図断趙聖帝孫女儀公案伝》《包龍図断白席精伝》《開宗義富貴考義伝》《鶯哥行孝義伝》《張文貴伝》など明成化年間の説唱詞話13種と戯文《白兎記》を収録する。

350387 『肩水金関漢簡・第一巻(全3冊)』
    中西書局出版社 2011年9月刊 予価52,500円
 肩水金関は、漢代初期に設けられ居延黒水地区の重要な関隘であり、その遺址は現在の甘粛省金塔県東北に位置する。1930年代と1970年代の2回にわたり、肩水金関で行われた考古発掘は、2万余片の漢簡を含む大量の文物が出土され、世界の考古学界から大きな関心を集めた。これらの漢簡の年代は、漢武帝太初5年(紀元前61年)からの200余年に及び、内容は漢代の政治・軍事・経済・文化・科技・法律・屯田・民族関係・東西交流・文字・書法などの広範囲にわたり、史料価値も文物価値も極めて高いため、殷墟遺跡・甲骨文・敦煌遺書と並ぶ20世紀における中国考古の四大発見の一つと位置づけられている。中西書局出版社により刊行される《肩水金関漢簡》は、大量の原寸大のカラー写真を配し、5巻に分け、肩水金関漢簡の全貌を紹介する。第一巻は、約2,600枚の漢簡を収録。

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