学苑出版社 2012年3月刊 12,600円
《民国京昆史料叢書》は、民国時期に刊行された京劇や昆曲関係の書籍を網羅的に収録し、京劇史と昆曲史の研究に集大成的な資料を提供する。本輯は、1916年に刊行された《霓裳艶影》と1935年に刊行された《名伶影集》を収録する。
362935 『金華府県志集(全5冊)』
上海書店出版社 2011年12月刊 価格141,750円
本書は、清代及び民国時期に編纂・刊行された浙江金華地区の地方志12種・206巻を影印収録する。
362936 『秘殿珠林・石渠宝笈合編(整理本)(全12冊)』
[清] 張照等編 上海書店出版社 2011年12月刊 181,125円
乾隆8年(1743年)、諭旨を受けた多くの学者や画家が編纂を始めた《秘殿珠林》《石渠宝笈》は、清代の皇室に収蔵されている夥しい数の絵画や書道作品に、作者・名称・サイズ・材質・内容・款識・題跋・印章などの紹介を加えて網羅的に収録する国家プロジェクトであり、完成までに実に74年を費やした。《秘殿珠林》は主に宗教を主題とした作品を、《石渠宝笈》は巻・軸・冊などに分類して宗教画以外の絵画や書道作品をそれぞれ収録しており、いずれも中国絵画史研究に欠かせない資料である。本書は、《秘殿珠林》と《石渠宝笈》の新しい整理本。
362938 『補過書文牘(全4冊)』
楊増新撰 呉福環編 新疆人民出版社 2012年5月刊 47,040円
楊増新(1864-1928)は、1889年に進士に合格した後、甘粛省河州知州、新疆陸軍学堂総辨、新疆提刑按察司などを歴任し、1911年、袁世凱の北洋政府に新疆都督に任命され、刺殺された1928年までの18年間に新疆の実権を握った近代新疆史上の重要な歴史人物である。楊増新が自ら編纂した《補過書文牘》は、彼が新疆を統治した期間の呈文・電報・公文書・書信・告示などを網羅的に収録する。その内容は、新疆の革命党の瓦解、阿勒泰の新疆帰属、農業生産の振興、財政危機の解消、地方反対派の鎮圧、思想統制、科布多出兵、ロシア人越境事件、対ソ関係の改善などにわたり、新疆近現代史研究に欠かせない資料と言える。
362944 『雲南省博物館契約文書整理与匯編(全8巻)』
林文勲、呉暁亮、徐政芸主編 人民出版社 2012年6月刊 予価21,000円
本書は、《雲南大学辺疆歴史研究叢書》の1点であり、雲南省博物館に収蔵されている近現代の契約文書3000余件を昆明巻・宜良巻・楚雄巻など8つの巻に分けて収録する。1840年以降の雲南及びその周辺地域の土地買売や社会経済の実況を表わすものが数多く含まれており、史料価値が高い。
362970 『午亭文編(全10冊)』
[清]陳廷敬著/呉広隆編審/馬甫平点校 中州古籍出版社 2011年12月刊 25,200円
午亭は、《康熙字典》の編纂を統括した清初の学者陳廷敬の号である。《四庫全書》は、陳廷敬の詩文を清初の大家王士禛、汪琬と「蹊径雖殊而分途並鶩,実能各自成家」と高く評価している。《午亭文編》は、陳廷敬の代表作である。本書は、清代林佶写刻本を底本とし、四庫全書本などを参照して編纂された《午亭文編》点校本。
362997 『徳格県寺院志(蔵文版・漢文版)(全2冊)』
徳格県政協編 民族出版社 2012年4月刊 9,765円
チベット民族の英雄格薩爾王の故郷とされる四川省甘孜蔵族自治州徳格県は、蔵伝仏教の5つの教派が建立した57の寺院が併存しているチベット仏教の聖地である。本書は、チベット語方志と中国語方志の形式で徳格県の11の噶挙派寺院、18の薩迦派寺院、14の寧瑪派寺院、10の苯波派寺院、4つの格魯派寺院を、宗派の源流、建立の経緯、発展変遷の歴史、現在の状況、収蔵されている仏経などの文物、建築特徴などの面から紹介する徳格県史上の初の寺院志である。
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