2013年1月23日水曜日
1月22日の新着和書~『こんなにちがう中国各省気質:31地域・性格診断』『平仄字典 新版 漢詩実作必携』他
「アジアの女性身体はいかに描かれたか:視覚表象と戦争の記憶」
北原恵 編著 青弓社 3,570円
*アジア・太平洋戦争時、アジアの女性身体にはどのようなまなざしが注がれたのか。また、女性美術家はどのような活動をしたのか――100点を超える絵画・写真から、アジアの女性たちを取り巻いていた植民地主義やジェンダーの力学を浮き彫りにする。
「ある老学徒の手記/岩波文庫」
鳥居龍蔵著 岩波書店 1,260円
「淫女と豪傑 武田泰淳中国小説集/中公文庫」
武田泰淳著 中央公論新社 780円
「こんなにちがう中国各省気質:31地域・性格診断」
高橋基人著 草思社 1,680円
*北京、上海、東北三省から海南島、沿岸部から敦煌、チベットまで、広い中国、ところ変われば、人も変わる、文化がちがう、食べ物がちがう。「反日デモ」で大騒ぎする報道の向こう側で、どんな人が住み、どんな暮らしがあるのか。住んでいる地域別に人びとの気質を体験的に説いた、面白い中国人論。
「作詩關門」
釈清潭、林古溪 共編 明治書院 3,360円
「禅宗の歴史」
今枝愛真著 吉川弘文館 2,730円
「大戦間期の対中国文化外交:外務省記録にみる政策決定過程」
熊本史雄著 吉川弘文館 11,550円
*「ワシントン体制」を焦点に描かれてきた第一次~第二次大戦間期の国際関係。米国が提唱した平和的な「新外交」への転換という課題に対し、日本はどのように取り組んだのか。「対支文化事業」の立案・施行過程における外務省の組織的対応を、史料学的アプローチを用いて分析。対中国文化外交政策の意義と特質を解き明かし、従来の外交史像を見直す。
「島嶼研究ジャーナル 第2巻1号」
島嶼資料センター 1,000円
「平仄字典 新版 漢詩実作必携」
林古溪 編/石川忠久 補 明治書院 4,410円
*ロングセラーの『新修平仄字典』を改訂。常用漢字体・現代仮名遣いに改め、字訓索引を付した。簡便な「漢詩の作り方」を収載。