2013年1月25日金曜日

速報[1月25日②]~これから入荷・発売する本

 
372034 『胡平生簡牘文物論稿』
    胡平生著 中西書局 2012年12月刊 6,720円
 本書は、考古学者胡平生の論文から精選された下記のものを含む50篇を収載する。その内容は、阜陽漢簡・走馬楼呉簡・里耶秦簡・雲夢秦簡・居延漢簡・馬圏湾漢簡・楼蘭文書・馬王堆帛書などに及ぶ。

372051 『字源(全3巻)』
    李学勤主編 天津古籍出版社 2013年1月刊 予価63,000円
 本書は、出土文献や伝世文献の文字を例に挙げ、《説文解字》の部首540・古代漢語の常用字約6,500、あわせて7,000余の親文字に、甲骨文から隷書・楷書までの字形変化の説明及び古音と現代普通語の発音表記を加えて収録する漢字の源流を表わす集大成的な字書である。

372052 『宋代救荒史稿』
    李華瑞著 天津古籍出版社 2013年1月刊 予価7,770円
 本書は、宋代に起きた洪水・旱魃・蝗害・地震・疫病など自然災害の概況や特徴を記述し、人文要素と社会要素の面から当時の自然災害発生の原因を探究し、宋代における災害救済に関する制度・機構・発動機制及び予防措置などを論述する。

372053 『御制耕織図』
    [清]焦秉貞絵 天津古籍出版社 2013年1月刊 予価113,400円
 「耕織図」は、中国伝統絵画の画題の一つであり、宋代の臨安県令楼獺が、農民の勤労を「耕織図詩」という絵画によって皇帝に示したことがその起りとされる。本書は、清康煕35年、宮廷画家焦秉貞により描かれ、康煕帝の題詩を付す《御制耕織全図》23幅の康熙年間内府刻本の影印版である。

372054 『御題棉花図』
    [清]方観承編絵 天津古籍出版社 2013年1月刊 予価88,200円
 清康煕年間の宮廷画家方観承により描かれた《御題棉花図》は、布種・灌漑・耕畦・摘塵・採棉・煉晒・収販・軋核・拘節・紡線・挽経・布漿・上機・織布・練染など16の絵画で棉花生産の全過程を表わし、それぞれに康煕帝の題詩を付す。本書は、康熙帝の《木錦賦並序》を付す乾隆内府刻本《御題棉花図》の影印版である。

372055 『校正泰昌天啓起居注(全3冊)』
    南炳文点校 天津古籍出版社 2012年12月刊 50,400円
 泰昌(1620年8月~1620年9月)と天啓(1621年~1627年)は、それぞれ明光宗と明熹宗の年号である。起居注は、歴代の王朝で皇帝近侍の官が司った皇帝の起居・言動を記した日記体の官撰記録であり、その内容は政治・経済・社会・軍事などにわたり、史料的価値が高い。本書は、泰昌と天啓の起居注に綿密な標点と校正を加え、明史研究に貴重な資料を提供する。
372061 『客方言標準音詞典』
    張維耿編著 中山大学出版社 2012年11月刊 3,570円
 本書は、5,000余の梅県客方言の常用語・俗語・歇後語・諺語に国際音標注音を加えて収録する。附録部分に「梅県話拼音方案」と「客方言的標準音―梅県話」を付す。

372062 『劉子集校合編(上下)』
    林其錟編 華東師範大学出版社 2012年9月刊 16,716円
 《劉子》は、北斉の学者劉昼の政治観点を記述する南北朝時代の重要な著述である。本書の上巻《敦煌西域<劉子>九残巻集校》は、巻頭に顧廷龍の「敦煌遺書劉子残巻集録叙」を、巻末に「敦煌遺書《劉子》著録資料」「敦煌西域遺書《劉子》残巻校跋叙録」「敦煌西域遺書《劉子》残巻、宋本、宝暦本常見異体字」「敦煌西域遺書《劉子》残巻示意図」「敦煌西域遺書《劉子》九残巻、宋本、宝暦本異文対照表(一)」「敦煌西域遺書《劉子》九残巻、宋本、宝暦本異文対照表(二)」など6点の資料を付す。下巻《日本宝暦本<劉子>集校》は、巻頭に「集校所用版本及主要書目提要」「劉子主要版本巻帙分合一覧表」を、巻末に「歴代《劉子》序跋」「《劉子》作者考辨」「《劉子》研究論著索引」「承教録(題跋、書簡)」を付す。《歴代文史要籍注釈選刊》シリーズの1点。