2014年7月11日金曜日

速報[7月11日④] これから入荷・発売する本~『武英殿修書処档案選編』『漢鏡文化研究』他

 
387534 『武英殿修書処档案選編(全11冊)』
    故宮博物院、中国第一歴史档案館 編 故宮出版社 2012年12月刊 190,000円+税
 清朝の内務府に所属する“武英殿修書処”は、それまでの中国歴史上もっとも規模の大きい公の出版機構である。そこから大量の書籍が刊行され、銅板活字及び“開化紙”を用いた印刷の質も高く評価されている。本書は、中国第一歴史档案館、故宮博物院、国家図書館などに所蔵されている、清嘉慶元年から宣統四年までの“武英殿修書処”関係の古文書1,200件(冊)あまりを整理し、ほぼ原寸大の倍率で6,600枚の影印に収めた。正文の編集に編年体を用いて、機構索引と分類索引も付されている。

387896 『漢鏡文化研究(上下)』
    清華大学漢鏡文化研究課題組 編 北京大学出版社 2014年4月刊 44,100円+税
 歴代銅鏡の中で、漢代に製造された銅鏡は銘文の多さで一番有名であり、漢代及びそれ以前の歴史文化に対する研究にとっても重要な資料である。本書は、大陸の清華大学、北京大学、国家文物鑑定委員会、中国国家博物館、上海博物館と、台湾の中央研究院、台北大学と、日本の京都大学との合作である。上記各所から集まった専門家たちにより、文字、文学、芸術、科技、宗教、民俗等の多方面から“漢鏡”文化に対する研究が行なわれ、まさにこの分野における一大盛事である。

387872 『呂振羽全集(全10冊)』
    呂振羽 著 人民出版社 2014年3月刊 60,000円+税
 本書は、呂振羽(1900-1980)氏の自伝的文集である。呂氏は中国におけるマルクス主義史学の開拓者の一人で、長年にわたって、中国経済史、社会史、思想史、民族史、革命史及び通史の研究に没頭し、中国歴史上の諸問題に対しての数多い見識高い解説で評価されている。

387780 『中国古代歌謡整理與研究』
    王娟編 著 高等教育出版社 2014年2月刊 12,900円+税
 本書は二つの部分に分けられている。一つ目は資料の整理。編著者が査閲した千種以上もの古代典籍から歌謡関連のものを選び、それを総論、恋愛、生活、風物、児童、儀式、労働、教養、遊戯、その他とジャンルごとにまとめた。二つ目は古代歌謡をテーマとした研究。具体的に、1.古代歌謡の分類についての研究、2.古代歌謡の区域性についての研究、3.海外に保存されている来中した外国人伝道師の記録した清代歌謡についての研究などが含まれている。

387795 『革命根拠地法制文献選編(全3冊)』
    韓延龍、常兆儒 主編 中国社会科学出版社 2013年10月刊 13,500円+税
 本書は、第二次国内革命戦争時期、抗日戦争時期、解放戦争時期の中国共産党並びに各革命根拠地政府が頒布した法律、法令、訓令、指示、条例、章程や、各革命根拠地の立法、司法機関による法の制定、執行及び解釈についての説明と報告類をまとめたものである。

387810 『毛沢東早期文稿』
    中共中央文献研究室、中共湖南省委《毛沢東早期文稿》編輯組 編 湖南人民出版社 2013年11月刊 9,790円+税
 本書は、《毛沢東早期文稿》の最新増補版である。1912年6月から1920年11月までに毛氏が書いた多種多様な著作計152篇が収録されている。