2015年1月20日火曜日

1月19日の新着和書~『石の物語:中国の石伝説と『紅楼夢』『水滸伝』『西遊記』を読む』『台湾映画カメラマンの手記』他

 
「石の物語:中国の石伝説と『紅楼夢』『水滸伝』『西遊記』を読む」
    ジン・ワン 著/廣瀬玲子 訳 法政大学出版局 4,800円+税
  *『水滸伝』では石の下に封印されていた星の化身たちが解き放たれ、『西遊記』では孫悟空が石から生まれ、『紅楼夢』では天界で女神に見捨てられた石が人間界に下る。すべては石から始まるのだ。別名『石頭記』=「石の物語」とも呼ばれる『紅楼夢』を織りなすテクスト相関性―古代からの石伝説やテクストが時をこえて協奏し、いま“石の物語”として、新たな物語論、テクスト論、フィクション論を創造する。

「喫茶の歴史:茶薬同源をさぐる/あじあブックス075」
    岩間眞知子 著 大修館書店 2,000円+税

「針灸の歴史:悠久の東洋医術/あじあブックス077」
    小曽戸洋、天野陽介 著 大修館書店 1,800円+税

「新編中国名詩選 上/岩波文庫」
    川合康三 編訳 岩波書店 1,140円+税

「宋代における『尚書』解釈の基礎的研究」
    青木洋司 明徳出版社 4,000円+税

「台湾映画カメラマンの手記」
    林鴻鐘 著/冨田哲 訳 東洋思想研究所 2,500円+税
  *映画は私の生涯の職業」である、台湾の中央電影・林鴻鐘カメラマン。長編映画78本を撮る。『梅花』『筧橋英列傳』『苦戀』と、三度も金馬獎最優秀撮影奨を受賞した林鴻鐘の撮影覚書。この当時、映画にかかわった500名以上の方々が登場。

「台湾の歓び」
    四方田犬彦 著 岩波書店 3,200円+税

「中国語検定HSK公認 長文テキスト5級」
    スプリックス中国語教育事業部 編著 スプリックス 3,380円+税

「日中間海底ケーブルの戦後史:国交正常化と通信の再生」
    貴志俊彦 著 吉川弘文館 2,700円+税

「日本と世界を動かす悪の孫子」
    宮崎正弘 著 ビジネス社 1,100円+税

「ヤバイほどおもしろ楽しい台湾見聞録」
    渡邉哲也 著 ビジネス社 1,000円+税

「海の国の記憶 五島列島:時空をこえた旅へ/歴史屋のたわごと 1」
    杉山正明 著 平凡社 1,500円+税

「露伴の『運命』とその彼方:ユーラシアの視点から/歴史屋のたわごと 2」
    杉山正明 著 平凡社 1,500円+税