2015年1月7日水曜日

速報[1月7日②] これから入荷・発売する本~『秦文字編』『台湾人四百年史』他

 
395080 『東南亜華人社区漢語方言概要(全3冊)』
    陳暁錦 著 世界図書出版公司広東有限公司 2014年11月刊 13,500円+税
 本書は、《海内方言與海外方言関係叢書》の一つ。東南アジア十か国の華人居住区域から閩方言、粤方言、客家方言を使う“方言点”29か所を選び、その実態に対する調査と研究の成果である。福建閩南話六ヶ所、広府話七ヶ所、潮州閩南話七ヶ所、台山話一ヶ所、広西容県白話一ヶ所、広東恵陽客話一ヶ所、掲陽客話四ヶ所、広東梅県客話二ヶ所が含まれている。

395066 『秦文字編(全4冊)』
    王輝 主編/楊宗兵 等編著 中華書局 2014年1月刊 25,200円+税
 本書は、2007年7月までに収集できた秦の文字に関する伝世、出土資料を基に、諸家の訓釈意見も参考にしながら、秦庄公即位の数年前から秦王朝の終焉まで、計600年余りの秦の文字形態を紹介。内容的には、正文、未識別字、刻画符号、検字索引、附録などの部分で構成されている。

395070 『王力全集 14 康熙字典音読訂誤』
    王力 著 中華書局 2014年2月刊 4,560円+税
 中国の言語学史に名を轟かした《康熙字典》は、大作がゆえに誤りも多い。著名な言語学者の王力が音読部分の誤り約5,200箇所を訂正し、まとめて刊行したもの。

395045 『現代漢語詞典(第6版)(大字本)』
    中国社会科学院語言研究所詞典編輯室 編 商務印書館 2014年3月刊 13,400円+税
 本書は、《現代漢語詞典(第6版)》の大字版。大きな文字とゆとりのある行間で大変読み易く、長期且つ頻繁に使用する人や年配の方に便利である。四角号碼検字表付き。

394880 『敦煌吐魯番文献與日本典蔵』
    王三慶 著 新文豊出版股份有限公司 2014年9月刊 6,540円+税
 本書は、《典範集成・文学》の一つ。日本に所蔵されている敦煌、吐魯番文献の価値及び真偽問題を探討。張大千による敦煌壁画盗難疑惑の真相や、月儀書儀の流伝と変遷、奈良朝古写経と敦煌文献との呼応関連並びにその相互の裏付けによる佚失典籍の復元、東アジア各国間の文化交流、西夏文の解読など論述されている。

394849 『你不知道的台湾古地図-従古地図探索早期台湾発展與多変面貌』
    夏黎明、王存立、胡文青 著 遠足文化事業股份有限公司 2014年11月刊 4,500円+税
 本書は、《遠足台湾》の一つ。夏黎明教授の“清代台湾地図的演変”を総論とし、主文に“古代天下輿図中的台湾”、“古代中国地図中的台湾”、“清代的台湾全島地図”の三つの部分が含まれている。数十枚の台湾古地図を詳解するとともに、台湾の歴史とりわけ台湾の地理に対する認識の発展と変遷を論述した一冊である。

394914 『台湾日治時期翻訳文学作品集(全5冊)』
    許俊雅 総策劃 万巻楼図書股份有限公司 2014年10月刊 144,000円+税
 本書は、《文学研究叢書》の一つ。日本統治時代の翻訳文学作品を通じ、「多言語」の社会現象が顕著であった植民地台湾における翻訳文学の特殊性と複雑性、当時の台湾文壇の世界文学に対する受容状況、文化や言語の違い及びそれとの「折り合い」や表現の実態を読み取れる。

394896 『台湾人四百年史(全3冊)』
    史明著 南天書局 2014年7月刊 48,000円+税
 本書は、《台湾人四百年史》中文版の全新校訂版。1635年以来、オランダ、清、日本、国民党政権と400年にわたって外来者の支配を受けてきた台湾の苦悩と闘争の歴史を、台湾独立運動家の著者の視点から書き綴った台湾通史である。