李富華主編 中西書局 2012年2月刊 5,145円
1933年、山西省趙城県広勝寺で発見された金代に刊刻された《大蔵経》(《趙城金蔵》とも称される)は、現存の最も古い《大蔵経》版本として、研究者に重視されている。しかし、発見当初から、目録が付いてなかったため、多くの研究者が目録の復原に挑んだ。その中、中国の仏学者蔣唯心が1934年に著述した《金蔵雕印始末考》と日本人学者小野玄妙が1936年に編纂した《北宋官版覆刻金版大蔵経目録》は、代表的なものである。本書は、この2点の著述を土台とし、《開元録》《指要録》などを参照し、《趙城金蔵》の目録復原や整理研究に寄与する。
360964 『中国歴史農業地理(全3冊)』
韓茂莉著 北京大学出版社 2012年2月刊 7,875円
本書の章立ては、下記の通り。
【第一章、中国農業生産的自然条件与社会歴史背景】第一節、中国農業生産的自然条件:自然地理基礎対農業生産的影響・歴史気候変化与人類農業活動対環境的影響/第二節、中国農業発展的自然条件:植根小農経済土壌中的中国農業・歴史上人口与移民・土地開墾与人地関係...(続き)
360970 『広東両棲動物和爬行動物』
黎振昌、蕭智、劉少容編 広東科技出版社 2011年11月刊 12,600円
亜熱帯に位置する広東には数多くの水陸両棲動物や爬行動物(爬虫類)が生息している。本書は、大量のカラー写真を用い、30年間にわたる実地調査により作成された3,000余の標本に基づき、広東地区の68種の両棲動物と157種の爬行動物を紹介する。
361056 『老《連環画報》影印本(全8冊)』
人民美術出版社、連環画出版社編 人民美術出版社 2012年1月刊 113,400円
1951年に創刊された半月刊《連環画報》は、夥しい数の読者を有する最も影響力の大きな絵本雑誌である。《連環画報》創刊60周年を記念し、刊行された本書は、今まで発行された600余期の《連環画報》を全点影印収録する。
361066 『南京図書館蔵稀見方志叢刊(全170冊)』
南京図書館編 国家図書館出版社 2012年8月刊 予価3,360,000円
南京図書館は、中国で地方志の収蔵が最も豊富な図書館の一つである。本書は、《著名図書館蔵稀見方志叢刊》シリーズの1点として、南京図書館に収蔵されている大量の方志から精選された孤本53種を含む144種の方志稀覯本を収録する。...(続き)
361121 『長沙窰新析』
林安著 湖南美術出版社 2011年11月刊 13,776円
長沙窰は、主に青瓷を生産する中国南方の重要な瓷器産地であり、その歴史は、唐代初期に遡ることができる。本書は、数多くのカラー写真を配し、著者が収蔵する長沙窰の逸品を紹介し、長沙窰の青瓷・釉下多彩・雕塑品などの歴史的な源流、生産過程、芸術価値などを論述する。
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