2012年4月9日月曜日

4月7日の新着和書~『碑と地方志のアーカイブズを探る』『「三合語録」における満洲文字表記モンゴル語の研究』『中国少数民族の文化と教育』他

 
「碑と地方志のアーカイブズを探る 東アジア海域叢書」
    須江隆編 汲古書院 7,350円

「アジアにおけるジェンダー平等 政策と政治参画」
    辻村みよ子編 スティール若希編 東北大学出版会 3,150円
  *「アジアのジェンダー平等政策」研究プロジェクトの成果として、2009年・2010年のGCOE萩セミナー、ドイツ・ヒルデスハイム大学主催シンポジウム、東京外国語大学現代インド地域研究拠点共催国際ワークショップでの報告をもとに編集。M.Tsujimura&J.F. Steele(eds.), Gender Equality in Asia, Politics and Political Participation, Tohoku University Press, 2011掲載論文のほか、新たな論文の翻訳も掲載。韓国,中国,インド,フィリピン等のジェンダー平等政策の現状と課題を紹介した貴重な共著である。

「関東軍全史 その戦闘・事件・人物のすべて 新人物文庫」
『歴史読本』編集部編 新人物往来社 750円

「詩経・楚辞 中国の古典 角川ソフィア文庫」
    牧角悦子著 角川学芸出版 820円

「『三合語録』における満洲文字表記モンゴル語の研究」
    スチンバト著 東北大学出版会 10,185円
  言語は様々な変化を被って様々な形跡を残しながら独自の歴史を築く。モンゴル語に関して、『元朝秘史』に代表される中世モンゴル語の言語的特徴はほぼ確定されているが、近代に入って、時代的に、また地域的にどのような変化を被って現代に至ったのか、その言語状態の詳細は不明である。本書は、同時代(19世紀前半)に属するモンゴル語の教科書である『三合語録』の満洲文字表記モンゴル語を対象に、各テキストの比較、言語学的検討、文献学的考察といった実証的なプロセスによって、その満洲文字表記の性格と、「口語」の実体を明らかにした基礎研究の一冊。

「集 古美術名品〈集〉vol.50」
     集出版社 2,000円
  *特集:長崎、異国文化の綴れ織り/日中国交正常化40周年記念「地上の天宮 北京・故宮博物院展」

「浄土と曇鸞 中国仏教をひらく」
    栗三直隆著 桂書房 1,890円

「中国少数民族の文化と教育」
    崔淑芬著 中国書店 4,830円

「中国社会経済史用語解」
    東洋文庫前近代中国研究班・斯波義信編著 東方書店 14,700円
  *古代~清末までの財政史・社会史・経済史・吏牘用語約6000語を解説。

「日本をめざしたベトナムの英雄と皇子 ファン・ボイ・チャウとクオン・デ 15歳からの「伝記で知るアジアの近現代史」シリーズ1」
    白石昌也著 彩流社 1,890円

「年報都市史研究 19 伝統都市論」
    都市史研究会編 山川出版社 3,880円

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