2012年6月12日火曜日

【再掲】『陳希同親述 - 衆口鑠金難鑠真』入荷しました!~「六四」当時の北京市長の回顧録が出版

 
『陳希同親述 - 衆口鑠金難鑠真』
  陳希同(述)/姚監復(インタビュー・編)
  新世紀出版社 2012年05月 4,032円
  【新入荷・在庫有り】

陳希同は「六四天安門事件」(1989年)当時の北京市長。のちに汚職の嫌疑ですべての職務・党籍を剥奪され、1998年に懲役16年の判決を受けた(2012年現在は病気療養のため保釈中)。
本回顧録は、元国務院農村発展研究センター研究員の姚監復が北京で入院中の陳希同に、2011年1月から2012年4月にかけて行ったインタビューをまとめたもの。
書中において陳希同は、「うまく処理すれば、死者が出る事態は避けられた」と、事件処理の失敗に遺憾の意を示し、鄧小平らが民主化運動を「動乱」と決め付けたことに関して「当時、同意できないと考えていた」と述べ、自身も強硬派だったとの説を否定している。
また軍の出動については、陳希同ら北京市幹部が学生や労働者の動向について鄧小平に誇大な報告をしたことが原因との説があるが、「鄧氏には多くの情報源があったので、だませるわけがない。その説は鄧氏を過小評価している」と、鄧小平自らの判断であると強調した。
天安門事件を巡っては、2010年にも、事件当時の首相だった李鵬の心境を記した日記の出版が計画されたものの、直前になって中止されるなど、中国の指導部がどのような判断・対応をしたのか、その全容解明に関心が集まっている。

【関連ニュース】
“天安門事件「避けられた」=当時の北京市長が回顧-中国”(5/29 時事)
 http://jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012052900295
“「天安門」当時の責任者が「自己弁護」”(6/2 産経)
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/120602/chn12060221410004-n1.htm


目次:
導言――呉国光
 一、関於一九八九年北京戒厳
 二、関於一九八九年北京市「謊報軍情」
 三、関於当時的決策体系和信息伝逓
 四、中共政治的扭曲与荒謬:討論与総結
第一次談話記録
 読《李鵬「六四」日記》
 鄧小平怎麼会受騙?!
 「六四」時保証北京生活秩序
 「六四」是場悲劇
 胡耀邦:鄧小平不会同意国慶遊行抬鄧的大像
 趙紫陽譲我大胆試験幹工作
 李錫銘隠瞞上層争論
 「陳希同冤案」
 所謂「豪華別墅」
 没有反対江沢民
 附件:美国之音:《天怒》作者談陳希同案
第二次談話記録
 李鵬説趙紫陽:「口不対心吧!」
 《李鵬「六四」日記》記述陳希同不多
 「六四」時的人民大会堂内
 北京市提出過戒厳嗎?
 対趙紫陽的看法
 李先念向我透露「中央決定戒厳」
 李錫銘説「江沢民是政治投機分子」
 獄中有詩:歴史終将理冤仮
 「你們是法西斯法庭!」
 為什麼要這様打撃陳希同?
 隻是書呆子,不当政治騙子,不做小人
 陳希同説鐘鴻「婉筆直書伴紅心」
第三次談話記録
 不喜歓搞私人関係
 主疑臣死
 趙紫陽支持北京改革
第四次談話記録
 関於訪談発表時間
 北京戒厳指揮部正指揮究竟是誰? 姚監復
第五次談話記録
 関於網文《陳希同入獄内幕》
 《北京日報》搶先一天発表鄧小平南巡的新聞
 南巡講話点了李錫銘的名
 鄧対我説:「你告訴李鵬,5%無論如何是不行的。」
 没有写信挙報江沢民
 是不是権力斗争的犠牲品?
 編造内幕的作者很高明
 我不承認犯罪
 関於《中国「六四」真相》
 2011年以後再公布訪談録
第六次談話記録
 把我冤枉到這個程度
 再談「八九風波」
 従教育改革談到考上北京大学
律師王耀庭対陳希同一案向最高人民法院請求復査的申訴書
 (一)請求復査
 (二)事実真相
 (三)有貪必粛、有錯必糾
第七次談話記録
 我一直希望他們主動出来,糾正錯誤
 尉健行一手操辦陳希同専案
第八次談話記録
 内省不咎,問心無愧
 我当時的思想,是不同意動乱
 天安門広場一個人没死
 李先念講「趙紫陽想対鄧小平取而代之」
 「訪談録」発表要慎重,政治很険悪
 我飽受謊言誣陥之苦
 江沢民在「六四」以後有一次找我
 隻要国家好,個人遭遇算什麼?
 一切不符合実際的,都站不住脚
 不公正、不恰当的事,遅早要解決
陳希同的詩文与摂影――姚監復
 一、衆口鑠金難鑠実,莫教後人考証難
 二、《掠影随筆》——施長「龍園詩影集」之一
 三、陳希同耐人尋味的思想与感情
 四、心随天籟,追尋返璞帰真
後記
附録一 関於制止動乱和平息反革命暴乱的情況報告——陳希同
 一、動乱的醞醸和予謀由来已久
 二、学潮従一開始就被動乱的組織者所利用
 三、《人民日報》「四‧二六」社論対動乱的定性是正確的
 四、趙紫陽同志「五四」講話是動乱昇級的転折点
 五、以絶食相要挟,使動乱更加拡大
 六、北京部分地区実行戒厳是不得已而採取的正確措施
 七、極少数人是怎様挑起反革命暴乱的
 八、反革命暴徒是怎様残害解放軍的
附録二 陳希同案時間表
附録三 陳希同案《最高人民法院刑事裁定書》
附録四 陳小同案《北京市第一中級人民法院刑事判決書》

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