[明] 蔣冕撰/潘琦主編 広西師範大学出版社 2012年5月刊 84,000円
《広西歴代文献集成》は、古代の広西出身或は広西で活躍した歴史人物の著述や関係文献を網羅的に収録し、広西歴史研究に貴重な資料を提供する。
本書は、明弘治・正徳・嘉靖時期の重要な人物、首輔内閣大学士蔣冕(1642-1532、広西桂林全州の出身)の《瀟皋集》40巻(清嘉慶忠雅堂刻本)と《瓊台詩話》2巻附録1巻(清雍正年間刻本)を収録する。前者の第1巻から第32巻までは文集で、第33巻から第40巻までは詩集であり、巻頭には明代の政治家や文学者黄佐・王宗沐・呂調陽・陳邦偁・殷従倹・蔣肇の序文を付す。後者は、蔣冕の師匠瓊台先生の詩作についての評論を収録する。
363667 『広西歴代文献集成・契嵩集』
[明] 契嵩撰/潘琦主編 広西師範大学出版社 2012年5月刊 84,000円
……(略)……本書は、禅宗の発展に重要な役割を果たした宋代の高僧契嵩(1007-1072、広西藤県の出身)の著述を網羅的に収録する。契嵩の代表作《伝法正宗》《伝法正宗》《伝法正宗》などが含まれており、宋代禅宗研究の重要な文献と言える。
363668 『中国典型県(市)地質災害易発程度分区図集・華北東北巻』
363669 『中国典型県(市)地質災害易発程度分区図集・華東地区巻』
363670 『中国典型県(市)地質災害易発程度分区図集・華中華南巻』
363671 『中国典型県(市)地質災害易発程度分区図集・西北地区巻』
363672 『中国典型県(市)地質災害易発程度分区図集・西南地区巻』
中国地質環境監測院編 中国地質科学出版社 2011年12月刊 各37,800円
《中国典型県(市)地質災害易発程度分区図集》は、地域別の《華北東北巻》《華東地区巻》《華中華南巻》《西北地区巻》《西南地区巻》に分け、696幅の地図を用い、700の県や市の地質災害(土石流・地滑り・山崩れなどの土砂災害)が発生する可能性を示す地質地図集である。地図部分は、「地理底図」(等高線、高程点、水系、交通、住宅地、行政区画など)、「専題図」(崩塌、滑坡、土石流、地面陥落、地裂縫、不穏定斜坡など)、「図例」(災害の種類、規模、安定性、発生頻度など)から構成され、説明文部分の内容は、各県や市の地理位置、面積、人口、地形地貌、気候、地層、岩石特徴、主要災害の種類・分布・地域的特徴、地質災害の発生の可能性、地質災害の予防、災害発生時の対応などの広範囲にわたり、学術性も実用性も極めて高い。
363761 『敦煌遺書之《律蔵初分》』
中国国家図書館編 黄山書社 2012年6月刊 予価378,000円
律蔵は、仏教の戒律類著作の総称である。初分とは、律蔵の重要な著述《四部律》の「初分」部分である比丘戒21巻を指す。国家図書館に収録されている西凉建初12年(417年)の抄本《律蔵初分》は、夥しい数の敦煌文献の中、年代のはっきりした早期の抄本として、研究者に重視されている。本書は、その完全影印本。
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