陸学芸、唐軍、張荊 主編 社会科学文献出版社 2012年5月刊 3,622円
本書は、下記の論文を収載する。...(続き)
364376 『西漢文学編年史』
易小平編 上海古籍出版社 2012年6月刊 3,150円
本書は、編年史の形式を用い、年ごとに西漢時期の文学の実態を紹介する。その年代は、劉邦が沛公を自称し、起義を起した秦二世元年(紀元前209年)から東漢王朝が創立される1年前の更始2年(24年)までの233年にわたり、紹介されている人物は、139人の作家及び69人の文学関係者である。
364378 『兪粟廬書信集』
兪粟廬蔵本/唐葆祥編注 上海古籍出版社 2012年6月刊 16,800円
兪粟廬(1847-1930)は、「江南曲聖」と呼ばれた清末民初の著名な昆曲清曲家、葉派葉堂唱口の唯一の後継者であり、同時代の名画家・名書道家陸廉夫と並ぶ優れた書道家でもあった。本書は、兪粟廬が子息で昆曲の大家兪振飛及び家族兪建侯や穆藕初などに送った41通の書信を影印収録する。これらの書信の内容は、昆曲や書法についての見解が多く見られ、標点と注釈を加える説明文も付しており、文献価値が高い。
364383 『現代中国文学通鑑(1900-2010)(上中下)』
朱徳発、魏建主編 人民出版社 2012年4月刊 12,600円
本書は、上巻(1900-1929、現代中国一体文学結構的形成期)・中巻(1930-1976、現代中国一体文学結構的演化期)・下巻(1977-2010、現代中国一体文学結構的拓展期)に分け、大陸・台湾・香港「両岸三地」の文学や少数民族文学を含む現代中国文学の形成―変遷―発展の軌跡を描く。その内容は、現代中国文学の人道主義原則、「真善美」を中心とした現代中国文学の評価体系、人間本位の文学が各歴史時期の政治文化・伝統文化・消費文化との関係などに及ぶ。
364382 『新疆通志・地名志』
新疆維吾爾自治区地方志編纂委員会編 新疆人民出版社 2011年10月刊 11,970円
本書は、新疆維吾爾自治区のすべての県(区)以上の行政区の地名、21の都市の街道名、新疆生産建設兵団農牧団場の地名、一部の専業地名・自然地理実体地名・歴史地名などを掲載し、史料価値が高い。
364385 『群星閃耀延河辺―延安文芸座談会参加者』
高慧琳編著 人民文学出版社 2012年5月刊 3,150円
1942年5月に開かれた延安文芸座談会は、中国共産党の文芸路線や方針を決める極めて重要な会議である。中国の文化芸術界にとっては、毛沢東がこの座談会で発表した講話は、「聖書」のような存在であった。本書は、胡喬木・周揚・劉白羽・蕭軍・丁玲・艾靑……(略)……など、延安文芸座談会に参加した数十人の文学者・戯曲家・音楽家・漫画家の経歴や事迹及び明暗を分けたその後の人生を紹介する。
364388 『戊戌変法史事考初集』
茅海建著 生活・読書・新知三聯書店 2012年5月刊 3,150円
本書は、中国第一歴史档案館、日本外務省史料館及び台湾の中研院近代史研究所档案館や故宮博物館文献処などに収録されている大量の戊戌変法関係の史料に依拠し、戊戌政変の時間・過程・原因、当時の中下層の官吏や民衆が戊戌変法に対する認識、張之洞が中央政権を主宰する可能性やその機会の喪失、光緒帝の対外的観念、日本政府の対策や反応など戊戌変法についての様々な史事の真相を探究し、戊戌変法が果たした歴史的な役割を評価する。『三聯文史新論』シリーズの1点。
0 件のコメント:
コメントを投稿