2012年7月6日金曜日

速報[7月5日]~これから入荷・発売する本

 
364508 『中国土司制度史(全3冊)』
    龔蔭編 四川人民出版社 2012年8月刊 予価12,600円
 土司とは、歴代の封建王朝により任命された「世襲其官、世長其民、世領其地」の特権を有する辺疆地区の少数民族の首領である。土司制度の源流は、秦漢時期に遡ることができ、1956年、共産党政権の「民主改革」により、終焉を迎えた。本書の上編は、土司制度の形成・発展・沿革・衰退・廃止の歴史や歴代の中央政権と東北・西北・東南・西南辺疆地区の土司との相互関係など、下編は、各歴史時期に存在した3,108家の土司の年代・統治地域・伝承関係・事迹などを記述する。

364510 『中国未成年人新媒体運用報告(2011-2012)』
    李文革、沈傑、季為民 主編 社会科学文献出版社 2012年6月刊 3,622円
 本書は、下記の内容から成る。...(続き)

364532 『清代八股文訳注』
    趙基耀、李旭等編著 上海古籍出版社 2012年6月刊 2,835円
 八股文は、明や清の時代に、科挙の答案として用いられた特殊な文体であり、四書五経の中から出題された章句の意味について、対句法を用いて独特な8段構成で論説した。本書は、近年新しく発見された490篇の八股文から精選された33篇の秀作に注釈・白話翻訳・説明を加えて収録する。...(続き)

364533 『清詩紀事初編』
    鄧之誠撰 上海古籍出版社 2012年6月刊 4,725円
 著名な歴史学家鄧之誠(1887-1960)により編纂された本書は、明末清初における大学者黄宗羲の「以詩証史」の研究方法に基づき、詩歌紀事の形式で清代前期の詩人622人の詩作2,000余首に作者の略歴や評論を加えて収録しており、「補史之闕文」と高く評価されている。

364534 『浙蔵敦煌文献校録整理(全2冊)』
    黄征、張崇依編 上海古籍出版社 2012年6月刊 6,720円
 本書は、浙江省に収蔵されている東晋から宋代までの201点の敦煌文書に校録・整理を加えて収録する。殆どは漢文文書であるが、少量のチベット文と回鶻文の文書も含まれている。内容から分類すれば、仏教経巻が大半を占めるが、非仏典文書としては、道経・経済文書・願文・詩詞・小説・書儀・絵画などがあり、貴重な資料である。

364550 『中国人口通史 3 秦西漢巻』
    袁祖亮主編 人民出版社 2012年5月刊 4,095円
 本書は、大量の古代文献の関係記載や著者の長年にわたる古代人口研究の成果に基づき、前人の研究実績をも踏まえ、秦―西漢時期の人口問題に全面的な分析を加える。緒論・秦、西漢時期的戸口概況・人口分布、密度和比重・人口遷徙・人口生育政策・人口結構的有関問題・人口素質・特殊人群的地域分布・人口姓氏・人口思想・民族人口概況・人口方面諸種異常現象・人居生態環境など13部分からなる。

364574 『《外語地名漢字訳写導則》国家標準応用手冊(GB/T17693)』
    中国地名研究所、全国地名標準化技術委員会等編 中国標準出版社 2012年4月刊 7,087円
 本書は、2011年9月までに頒布され、現在も効力を有する英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・アラビア語・ポルドガル語・モンゴル語の《外語地名漢字訳写導則》(GB/T17693)及び使用手引きを収録するほか、現在使われていない5つの古い《外語地名漢字訳写導則》も掲載する。

364586 『20世紀以来日本中国史学著作編年』
    胡宝華編著 中華書局 2012年5月刊 5,145円
 本書は、「編年」の形式で20世紀初頭から2010年までに刊行された日本の学者の中国史学関係の著述1,200余部を紹介する。これらの著述の研究年代は、上古時期から清末までとスパンが長く、研究内容は、古代歴史分期や歴史研究理論、古代律令や制度、古代社会経済史、古代社会文化思想史、古代科学技術史、敦煌学、中西交流史、西北辺疆史(中亜史)、蒙元史や満蒙史、古代宗教史、文物考古、古代音楽服飾など広範囲におよび、著述の形態は、個人の学術著作類、還暦や古稀紀念論文集類、著作全集類、研究班成果論文集類、学会論文集類、史料類、訳著類など様々である。「著作著者索引」を付す。

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