2007年10月18日木曜日

~端方を主題とした初めての専門学術著作~

『端方与清末新政』
  張海林 南京大学出版社 2007年1月 4,998円 

端方(1861-1911)は満州正白旗人出身、湖北巡撫・南洋大臣などを歴任、両江総督在任中に憲政考察五大臣の一人として欧米を視察し、立憲予備運動を指導した。1911年川漢・粤漢鉄路督弁として四川保路運動の弾圧にあたり、武昌起義に際し処刑された。
本書は端方に関する初めての学術著作であり、端方の平生・事績及び清末の「新政」との関係などを論述する。中国留学史・立憲政治研究にも参考となる研究書といえる。

《 主 要 目 次 》
第一章 変局中崛起
第二章 初任方面大員
第三章 従署理蘇撫到実任湘撫
第四章 出洋考察憲政
第五章 憲政著作与立憲主張
第六章 輦下力奏及串聯活動
第七章 端方与両江政治改良
第八章 端方与両江新式教育
第九章 端方在両江的経済挙措与市政建設
第十章 改良社会風俗和文化環境
第十一章 建立新式軍隊和警察
第十二章 端方与中国社会諸群体関系
第十三章 従峰頂跌落深潭
第十四章 奪命的鉄路
第十五章 余論:漸進主義改革
附録

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