2007年10月23日火曜日

~文化の十字路である中央アジアの歴史と文化を日本の読者に紹介~


『アイハヌム加藤九祚一人雑誌 2007』
  加藤九祚編訳 東海大学出版会 2007年10月 2,100円

ウズベキスタンで考古学発掘を続ける加藤九祚氏の責任編集による、 ロシア・中央アジアの稀少な論文・書籍を紹介するシリーズの7冊目。 中央アジアの歴史・考古学的に特に重要と思われる論文等を翻訳し、 日本の読者に紹介する。 氏がおこなっている現在も継続発掘調査中の仏教遺跡の概要をまとめた 「カラテパ北丘(中)丘の発掘」(1998-2007)を中心に、カラテパ発掘の歴史およびテルメズの歴史を仏教との関わりを軸に読み解く。


《 主 要 目 次 》
Ⅰ 中央アジア史上のテルメズとその意義 E.ルトヴェラーゼ
Ⅱ テルメズの歴史(クシャン時代まで) S.ピダエフ
Ⅲ 古テルメズ都城址のプラン
Ⅳ 中央アジアの仏教とカラテパ遺跡
Ⅴ カラテパ南丘の発掘 (1961-1994) B.スタヴィスキー
Ⅵ カラテパ北丘の発掘 (1985-1989)  T.ゼイマリ
Ⅶ カラテパ北丘・西(中)丘の発掘 (1998-2007) S.ピダエフ

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