2007年10月8日月曜日

~中央アジア史の権威・バルトリドの大著を中国語訳~


『蒙古入侵時期的突厥斯坦 上・下 』
(西域歴史語言研究訳叢)
巴托爾徳 著/張錫彤、張広達 他訳
上海古籍出版社 2007年6月刊 5,733円







ロシアの著名な歴史家で「トルキスタンのギボン」とも称されたワシーリィ・ウラディミロヴィチ・バルトリド(1869-1930)の学位請求論文であり、代表作の一つでもある、「モンゴル侵攻期のトルキスタン」(1900)の中国語訳。
本論文は、ペルシア語・アラビア語など一次史料を駆使・現地調査にも基づいた7世紀末から13世紀までの中央アジア史の全体像を論じたもので、現在でも中央ユーラシア研究における古典的名著とされている。
本書は1928年刊行の英語版に依拠し、1963年刊行のロシア語版『バルトリド全集』も参照のうえ増補訂正を施した中国語版である。

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