2007年10月10日水曜日

速報 中国近代警察制度の形成を知る

198141
二十世紀上半葉北京警察警務档案文献選編(全88冊)
第一歴史档案館 2007年刊 価格1,008,000円(税込)

「義和団事変」直後の光緒31年12月、北京で設立された内外城巡視総庁が、中国の近代的な警察制度の始まりと見なされている。民国時代、北京(北平)の警察機構は、首都及び特別市である北京(北平)の治安維持に大きな役割を果たしていた。
本書は、北京の各档案館に収蔵されている清末の京城協巡局・工巡部・巡警部・歩軍統領衙門及び民国時代の京師警察庁・特別市警察局に関する大量の档案文献を、不備なところを修復し、上編・清代部分(1900-1911)」と下編・民国部分(1912-1949)にわけ影印収録する。
中国の警察制度の形成、北京地区における警察組織の構成、中国の警察が国家権利・公共安全・社会帙序の維持に果たした役割、各種の刑事事件発生の背景などの研究にとって極めて貴重な一次資料である。

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