2008年3月17日月曜日

『中外旧約章大全 2』~清末民初の対外条約原本を影印収録

『中外旧約章大全 2(上・下)』
  中国海关出版社 2007年12月 136,500円

 《中外旧約章大全》は、1689年から1949年8月までに清朝および民国政府が列強諸国と締結した1100余の不平等条約・規約・契約を収める。海関総税務司署編纂の《中外条約彙編》よりすべての原档案を影印収録し、中外文を対応させる方式で編纂している。清代と民国時期の政治、経済、外交、対外通商の研究及び中外文の翻訳史研究には欠かせない資料と言える。
 本巻は2004年出版の第1巻に続く第2巻で、最終巻の第3巻は2008年中の刊行を予定している。収録内容は1903年1月にポルトガルと締結した「分関章程条款」から、1919年11月の「湘鄂中英公司二百万元借款凭函」までの319件で、対照言語は中・英・仏・独・露・日・ポルトガル・スウェーデン語の8種に及ぶ。

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