2008年3月6日木曜日

『唐律疏義新注』~《唐律疏議》の新しい注釈本~


『唐律疏義新注』
  銭大群撰 南京師範大学出版社 2007年3月 10,710円

《唐律疏議》は長孫無忌らによる編纂、魏晋南北朝以来の律を集成し注釈を施した中国最古の法律典籍。宋・元時代にも範とされ、中国のみならず東アジアでの律令体制の重要典範となり、日本の「大宝律」等にも影響を与えた。
本書は、《唐律疏義》全502条の「原文(繁体字)」「訳文」「注釈」「引述」を施し、唐律読解の参考とする。原文のみ繁体字、その他は簡体字表記の横組構成。附録に長孫無忌の「進《律疏》表」、附表として「唐代主要親戚服制等級表」「唐代官爵階品対応表」「唐代流内職事官衛官階品分列表」「唐代流外官階品分列表(附視流外三職)」のほか、巻末に「注釈詞語表」を附す。

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