2008年3月17日月曜日

明代瓷器の逸品をカラー写真で

明瓷聚真:山西民間蔵瓷精粹
郭学雷 孔繁珠
北京 文物出版社
302905 2008年1月 12,600円
ISBN9787501023387
本書は、山西で民間に収蔵されている景徳鎮民窰青花瓷器を主とした明代瓷器の逸品をカラー写真で掲載する。説明部分は、鑑定の要領を詳細に説明しており、瓷器収蔵の入門書として読むこともできる。

中国古代書画人物編年(全26冊)
北京 北京图书馆出版社
302901 2008年4月 259,875円
精装
元来の書名が《式古堂朱墨書画記》である本書は、大量の文献や書画作品に基づき、漢代から明代にいたる書画或いは書画題跋に関係する6,700余人を年代順に収録する。上梓されることのなかった編纂者の稿本であるため、《四庫全書》や他の書目には掲載されていない。新編索引を付す。

山左戯曲集成(全3冊)
王紹曽 宮慶山 編
上海 上海古籍出版社
302143 2007年12月 12,600円
精装   ISBN9787532545858
本書は、丁寧な資料蒐集に基づき、元・明・清時代における山東地区の戯曲作家及びその作品を、作家の略伝を付して、作品真偽・版本源流・関係戯曲のストーリなどの面から紹介する。

石家河文化玉器
荊州博物館
北京 文物出版社
302903 2008年1月 14,700円
ISBN9787501021086
長江中流の江漢平原にある4,000余年前の石家河文化は、大量の玉器が発見されたことによって注目を集めている。玉器の作りが極めて精巧であり、その大半は、成人の棺桶から出土されたため、石家河文化の特有の原始的な宗教信仰の表れと見なされている。出土品の中、玉人頭は、造型がバラエティーに富むが、殆ど「頭戴冠帽、菱形眼、寛鼻、戴耳環和表情庄重」の特徴を有するため、古代の石家河の人々が崇めた神或いは巫師の形象ではと推測されている。玉鷹、玉虎頭、玉蝉などのいきいきとした写実的な造型は、その後の商周時代における玉蝉の造型のルーツと位置づけられている。総じて見れば、石家河文化の玉器は、先史時代の江漢平原における玉雕の高いレベルを示すものと言える。本書は、石家河文化の玉器に関する報告集である。

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