2009年7月22日水曜日
『チャイナ・ガールの1世紀 女性たちの写真が語るもうひとつの中国史』
『チャイナ・ガールの1世紀 女性たちの写真が語るもうひとつの中国史』
李子雲、陳恵芬、成平 編著/友常勉、葉柳青 訳 三元社 2009年7月刊 2,730円
清末民初、開国から辛亥革命、資本主義の急成長、プロレタリア革命による政権奪取、文化大革命、そして再び実行された改革開放の政策……。度重なる社会変革の影響は、例外なく女性の心身にも及んだ。激変する20世紀中国100年間の政治、経済、文化的な要請が女性の形象を変容させ、時代時代の〈美女〉を決定してきた。彼女たちの姿──服装、アクセサリー、しぐさ、振る舞い──の変容はすなわち、豊かな歴史的内容を含んでいる。女性たちの生をとらえた600点余の写真が、「もうひとつの歴史」を語る。
*本書は2004年に中国・珠海出版社より出版された『美鏡頭-百年中国女性形象』の日本語版です。
《 目 次 》
序 章 〈時代美女〉を決定したのは誰か?
第1章 妓女と女侠(1900年頃~1912年)
第2章 不世出?―才色兼備の「五四」女学生(1919年~1920年代半ば)
第3章 さまざまなモダンガール(1920年代半ば~30年代末)
第4章 最後の閨秀と赤い都市の麗人(1940年代)
第5章 新中国「十七年」の女性像(1949年~1965年)
第6章 紅装を愛さず 武装を愛す(1966年~1967年)
第7章 失われた女性像を求めて(1970年代末~1980年代末)
第8章 グローバリゼーション下の多様なイメージ(1990年代~)
あとがき
訳者あとがき
中国女性の形象と社会の変遷・略年表
参考文献
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