速報［7月9日］～これから入荷・発売する本

　　
320090 『歴代禅林清規集成（全8冊）』
　　　　中国書店出版社　2009年6月刊　136,500円
　清規は、禅宗の寺院により定められた組織規程及び僧侶の日常行事の基準であり、そのルーツは、唐代の百丈懐海禅師の著述《禅門規式》と見なされている。本書は、宋代の《崇寧清規》から現行の寺院規約までの清規関係の文献及び民国の仏教関係の刊行物に散在している近現代禅門清規を網羅するほか、律宗の高僧省悟の《律苑事規》など他の宗派の清規をも収録する集大成的な清規文献集である。

320089 『清代民族立法文献匯編（全45冊）』
　　　　中国民族撮影出版社　2009年7月刊　予価882,000円
　本書は、清代の档案資料・宮廷文献・関係古籍や碑刻から集めた満族・蒙古族・維吾爾族・蔵族・苗族・瑶族・彝族など少数民族の法律・法規・関係文献約100種に校勘を加え、それぞれの歴史背景・役割・影響及び研究価値についての説明を付して影印収録する。その多くは、初公刊の孤本や稀覯本であり、史料的価値が極めて高いので、民族史・法制史・清史や民族問題の研究にとっての重要な資料集と言える。

319976 『中国景観植物（上下）』
　　　　邢福武、曾慶文、陳紅鋒、王発国 編　華中科技大学出版社　2009年6月刊　67,200円
　約3万余種の高等植物を有する中国は、インドネシアとブラジルに次ぐ世界第三位の植物大国であり、その中、園林花卉植物など「景観植物」（観賞用植物）の種類は、7,500余種に達し、世界の三分の二を占めている。本書は、豊富な現地調査の成果をもとに、大量のカラー写真を用い、中国の都市緑化に大量に使われている園林植物及び応用価値の高い各地方の樹木・野生花卉・地被植物を紹介する。

320085 『民国時期社会調査叢編（二編）・郷村経済巻（上中下）』
　　　　李文海 主編　福建教育出版社　2009年6月刊　29,400円
　新制と旧統・建設と破壊・革命と反動・内憂と外患が共存した民国時期における中国社会は、極めて複雑で変化の多い世相を呈し、当時の国民政府及び多くの社会学者・学術団体・研究機構により行われた様々な社会調査が残した大量の調査報告は、民国時期の社会の実態を理解するための重要な手がかりである。《民国時期社会調査叢編》は、郷村経済巻・郷村社会巻・社会組織巻・近代工業巻・法政巻・文教事業巻・城市労工生活巻・華僑巻・少数民族巻・人口巻・宗教巻・医療衛生与社会保障巻の12の巻に分け、これらの調査報告や当時の社会学者が様々な自然・社会・政治・経済的な現象に加えた分析文章を収録し、中国社会史や区域社会史の研究に貴重な資料集を提供する。

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