2009年9月7日月曜日

『一個女間諜 - 電影《色戒》女主角原型档案掲秘』~悲劇の女工作員・鄭蘋如の伝記~

 
『一個女間諜 - 電影《色戒》女主角原型档案掲秘』
    上海辞書出版社 2009年4月刊 1,470円

鄭蘋如(1918~1940)は映画「ラスト・コーション」原作、張愛玲の『色、戒』の主人公・王佳芝のモデルといわれ、日本のTVドラマでも「ふたつの祖国をもつ女諜報員鄭蘋如の真実」として昨年放映された。中国人の父と日本人の母の間に生まれ、女優として1930年代後半に『良友画報』の表紙を飾った。流暢な日本語を操り、抗日工作員として上海の社交界で諜報活動を行い、重慶国民政府へ情報を流したとされる。汪兆銘政権の実力者・丁黙邨の暗殺に失敗し、1940年に処刑された。本書では鄭蘋如の関連資料や写真など多数収録し、知られざるその生涯を明らかにする。
【在庫僅少】

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