2011年4月1日金曜日

4月1日の新着和書~『三国志 演義から正史、そして史実へ』『『Japan To-day』研究』他

 
「三国志 演義から正史、そして史実へ 中公新書」
    渡邉義浩著 中央公論新社 798円
  *日本人をも魅了し続ける、三国志。しかし、『三国志演義』や、それを下敷きにした小説・ゲームの世界は「虚構」に満ちている。また、「正史」と呼ばれる歴史書の『三国志』も書き手の偏向がつきまとう。本書は、一般に親しまれている『演義』を入り口に、「正史」の記述を検討。そして、史実の世界へと誘う。暴君董卓の意外な美点、曹操が文学に託したもの、劉備と諸葛亮の葛藤―あなたの知らない三国志がここにある。

「中国、インドなしでもびくともしない日本経済 新興国市場の虚構を暴く」
    増田悦佐著 PHP研究所 1,470円

「蒋介石が愛した日本 PHP新書」
    関榮次著 PHP研究所 756円

「最強の中国占星法 紫微斗数とは何か PHP新書」
    東海林秀樹著 PHP研究所 798円

「『Japan To-day』研究 戦時期『文藝春秋』の海外発信」
    鈴木貞美編 国際日本文化研究センター 5,040円
  *島崎藤村、藤田嗣治、蝋山政道、三木清など幅広い分野の国際的知識人を起用し、海外向けに発信された菊池寛責任編集による『Japan To-day』の全文を収録。その翻訳と解説を付す。戦時下知識人の消息を伝える第一級資料を国内外より初めて収集。国際日本文化研究センターによる総力研究。

「越女剣 徳間文庫」
    金庸著 岡崎由美監修 林久之訳 伊藤未央訳 徳間書店 720円

0 件のコメント: