2011年4月6日水曜日

速報[4月6日]~これから入荷・発売する本

 
342675 『石倉契約 第1輯(全8冊)(中國地方珍稀文獻)』
    曹樹基 等編 浙江大学出版社2010年12月刊 52,500円
 『石倉契約』は、浙江省松陽県石倉村で発見された、清雍正年間から民国時期までの約8千件の土地契約書と数百種の民間文書を収録する。『石倉契約』の特徴は、文書の保存状態が極めてよいこと、数量が多いため当然、契約の種類が多いことと、契約文書が系統立って保存されていること、実際の田地や山地の場所が特定できることなどが挙げられ、きわめて貴重な資料といえる。本シリーズは、全3輯24冊の刊行予定。

343394 『蒙古学国家部落姓氏名称詞典(蒙漢文対照)』
    那・阿拉坦莎 内蒙文化 2010年10月 19,950円
 蒙古族の文字使用の歴史は比較的短い上、遊牧民族として移動の多い生活方式や頻繁に起こっていた戦争などの影響で残存される蒙文資料が限定されるため、長い間にわたって、古代蒙古の国名・部落名・人名・地名・事件などに対して、統一的な記述方法はなかった。本詞典は、蒙古族の国家・部落・姓名などに関係する44,700余条の語彙を蒙古文・中国語対照の形式で収録し、一部の重要な内容は英語に翻訳しており、蒙古学研究にとって実用性の極めて高い辞書である。

343090 『乾隆朝満文寄信档訳編(全24册)』
    第一歴史档案館 編訳 岳麓書社 2011年4月 予価315,000円
 寄信档とは、清代の軍機処に厳重に保管されていた皇帝が各地の高官に送る満文の秘密諭旨「寄信上諭」の抄本である。本書は、乾隆15年から乾隆21年まで及び乾隆26年から乾隆60年までの寄信档4,311件に漢文の翻訳を加えて収録する。これらの寄信档の内容は、乾隆時代の政治・民族・宗教・軍事・経済・対外関係などにわたるが、最も多いのは辺疆地区の軍務や民族宗教に関わるものである。大半は、《清高宗実録》《乾隆朝上諭档》に収録されていない初公刊のものであるため、史料価値が極めて高い。

339664 『一貫道蔵 第1輯(全5冊)』
    林榮澤 臺灣蘭臺 2010年4月 126,000円
 ……(略)……本書は、聖典之部と祖師之部から構成され、前者は、100年に渡る一貫道の歴史を詳しく記述し、後者は、一貫道の祖師により頒布された鎮壇詩・詩訓・訓中訓・訓中又訓・歌訓から構成される「批訓」の詳細(年月・場所・仙仏・国家・仏堂・訓文など)についての資料を収録し、一貫道研究に貴重な参考資料を提供する。

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