2014年4月1日火曜日

速報[4月1日②] これから入荷・発売する本~『《史記》研究文献輯刊』『日蔵珍稀中文古籍書影叢刊』他

 
*表示価格は税抜価格です。

385418 『清末上海石印説唱鼓詞小説集成(全10冊)』
    李豫 主編 上海人民出版社 2013年12月刊 165,000円
 鼓詞は、中国戯曲曲芸の重要な構成部分であり、そのルーツは、北宋年間に遡ることができ、清末光緒・宣統年間になると、北方の京韵大鼓・木板大鼓・楽亭大鼓・西河大鼓・京東大鼓・奉天大鼓・潞安大鼓・河洛大鼓及び南方の温州大鼓などを中心として、その最盛期を迎え、数多くの鼓詞小説(鼓詞の台本)が刊行された。本書は、《繡像彩雲球鼓児詞》《絵図大破孟州全伝》《繡像大破沂州鼓詞全伝》《繡像大西唐》……(略)……など、清末の上海で刊行された石印鼓詞小説を影印収録し、鼓詞研究に貴重な一次資料を提供する。

385348 『湘軍(全10冊)』
    朱漢民、丁平一 主編 社会科学文献出版社 2013年12月刊 245,000円
 湘軍は、中国近代史に極めて大きな影響をもたらした軍事集団であるが、今まで湘軍に関する大型資料集は刊行されていなかった。本書は、主に晩清道光3年から宣統3年までの様々な典籍、文献、档案などから湘軍関係の資料を網羅的に収録し、この空白を埋める。《国家清史編纂委員会文献叢刊》の1点。

385391 『《史記》研究文献輯刊(全18冊)』
    呉平、周保明 選編 国家図書館出版社 2014年4月刊 予価245,000円
 本書は、歴代に刊行された数多くの《史記》研究著述から精選された、《史略・史記》《史懐・史記》《鍾惺評史記》《史記纂》《百大家評註史記》《史記測議》《史記選》《帰震川評点史記(附方望渓評点)》《史記七篇読法》《読史管見》《史緯・史記》《顧氏史漢通鑑注正・史記》《桐城呉先生点勘史記》《史記評註読本》《史記入門》《太史公称史記考》など32種を影印収録する。...(続き)

385392 『日蔵珍稀中文古籍書影叢刊(全7冊)』
    南江濤選編 国家図書館出版社 2014年5月刊 予価147,000円
 本書は、書影(原書の写真)の形式で日本宮内庁書陵部、大阪府立図書館、静嘉堂文庫、真福寺、富岡文庫などに収蔵されている《古梓残葉》《成簣堂善本書影七十種》《倭刊聚葉第一種》《善本影譜十輯》《善本影譜(癸酉)十輯》《善本影譜(甲戌)十輯》《旧刊影譜》《近畿善本図録》《宋本書影》《静嘉堂宋本書影》《古版本図録》《法宝留影》《恭仁山荘善本書影》《真福寺善本書影》《富岡文庫善本書影》《図書寮宋本書影》《富岡文庫善本書影》《論語善本書影》《十三経注疏影譜》《孝経善本集影》《明清挿図本図録》など20種の漢文古籍の稀覯本を紹介する。とりわけ《古梓残葉》と《倭刊聚葉第一種》は珍しい「古籍残葉粘貼本」であり、版本価値が極めて高い。

385394 『遠東国際軍事法庭判決書(全3冊)』
    張効林 訳 国家図書館出版社 2014年4月刊 予価60,000円
 本書は、極東国際軍事裁判の英文の判決書を中国語に翻訳して収載する。その内容は、法廷の設立や管理、日本軍部の戦争準備、日本の対中国・対ソ連の侵略などに及ぶ。英文の判決書の影印件も付している。

385419 『論語(全12冊)』
    論語社編 上海書店 2013年5月刊 165,000円
 1932年9月、林語堂・陶亢徳・郁達夫・邵洵美などの主宰により、「以自我為中心、以閑適為格調」「性霊文学」「自我表現的学派」などを標榜し、上海で創刊された半月刊《論語》は、停刊に追い込まれた1949年5月までの十数年間にわたり、ユーモアに富んだ文章を大量に発表し、一世を風靡した。当時の多くの文学雑誌の中、《論語》は、発行期間が最も長く、発売部数が最も多く、影響力が最も大きいものとして高く評価され、中国現代文学史上において重要な位置を占めている。本書は、《論語》の完全影印本。

385420 『新月(全12冊)』
    新月社 編 上海書店 2013年5月刊 84,000円
 胡適・徐志摩・聞一多・梁実秋・陳源らが1923年に文学団体新月社を創立し、1927年に新月書店を起し、1928年に《新月》月刊を創刊させたことは、いずれも中国現代文学史上において重要な出来事である。とりわけ《新月》月刊は、中国初の現代詩雑誌として、中国新文学の発展に大きく寄与した。本書は、《新月》の完全影印本。