2014年4月28日月曜日

速報[4月28日②] これから入荷・発売する本~『漢代画像全集(初編、二編)』『陳独秀文集』他


*表示価格は税抜価格です。

385722 『孟森遺稿匯刊(全8冊)』
    孟森撰 中華書局 2014年4月刊 予価144,000円
 孟森(1869-1938、字心史)は、著名な明清史学家であり、その代表作《明史講義》《清史講義》《心史叢刊》《明清史論著集刊》《明元清系通紀》などは、明清史研究の新生面を開いたものとして、高く評価されている。本書は、「著作論文」「日記詩文」「史料輯鈔」「札記残稿」の4つの部分に分け、孟森の遺稿を網羅的に収録する。《読通鑑校記》《読諸子雑記》《文館詞林校記》《広韵校記》《永楽大典戴趙三本水経注合校》《李光地陳夢雷絶交公案》《徐致祥参張之洞事原委》などの学術論文や多くの日記・詩文・史料雑鈔・批注批校題跋などが含まれており、史料的価値が極めて高い。巻末に付している論文「走近孟森(心史)先生」(孟慶瑞)と「歴史学家的宝貴遺産(代後記)」(孫家紅)は、孟森研究の新しい成果と言える。

385742 『汪寧生集(全4冊)』
    汪寧生著 学苑出版社 2014年1月刊 72,000円
 本書は、民族考古学や人類文化学の領域で様々な成果を収めた学者汪寧生(1930-2014)の《民族考古学論集》《古俗新研》《雲南滄源崖画的発現与研究》《雲南考古》《中国西南民族歴史与文化》《文化人類学論集》《銅鼓与南方民族》など11種の代表作を収録する。

385743 『漢代画像全集(初編、二編)』
    法国巴黎大学北京漢学研究所 編 学苑出版社 2014年3月刊 84,000円
 1940年代、古典文献研究家傅惜華(1907-1970)が当時の勤め先であるパリ大学北京漢学研究所に収蔵されている数多くの山東地区で出土された精美な漢代画像の拓本から精選した500余幅は、いずれも漢代画像の逸品であり、史料価値も芸術価値も極めて高い。1950年代初頭、商務印書館により刊行された《漢代画像全集(初編、二編)》は、これらの拓本を全点収録し、国内外の漢学界の関心を浴びたが、印刷部数が少なかったため、現在読者の目に触れることは殆どない。本書は、商務印書館版《漢代画像全集(初編、二編)》の影印本として、内容も印刷も装幀も原版と同じである。

385721 『古巴華工調査録(全6冊)』
    陳蘭彬等編 上海書店 2014年3月刊 13,500円
 19世紀中葉、経済が猛烈な勢いで発展しているアメリカ大陸では、奴隷制度の廃止などにより、労働力缺乏の問題が極めて深刻となり、イギリス、スペインなどアメリカ大陸で殖民地を有する国々は、この危機を乗り越えるため、中国人労働力の募集・使用に踏み切った。しかし、様々な甘言に誘われて祖国を後にした数十万人の中国人労働者を待っていたのは、極めて劣悪な生活環境、労働環境及び酷い虐待であり、当時のスペインの殖民地キューバでは、10余万人の中国人労働者の死亡率が60%にも達した。よって清政府は、1874年に清国のアメリカ駐在大使陳蘭彬らをキューバに派遣し、現地調査を行わせた。約半年にわたる調査により、278人の中国人労働者の陳情書を含む厖大な調査報告書がまとまった。中国人労働者の悲惨な現状を把握した清政府は、スペイン政府に厳重に抗議し、キューバへの労働者派遣を中止したため、キューバの中国人労働者の処遇が多少改善された。本書は、この調査報告書の完全影印本。

385705 『中国中医薬年鑑 2013 学術巻』
    上海中医薬大学文献研究所 編 上海辞書出版社 2014年3月刊 13,500円
 本書は、「専論」「校院長論壇」「学術進展」「記事」「索引」に分けて、全面的に2012年における中医薬の学術動態、新しい理論、臨床研究理論、中医薬業界の出来事などを反映する。

385755 『陳独秀文集(全4冊)』
    陳独秀 撰 人民出版社 2013年9月刊 25,200円
 本書は、瓜分中国・論安徽的礦務・安徽的煤礦・悪俗篇・国語教育・説国家・中国歴代的大事・湯武革命……(略)……など、今までに発表された陳独秀の文章の殆どを収録する。