2014年4月14日月曜日

4月14日の新着和書~『漢字の成り立ち』『〈外地〉日本語文学への射程』


*表示価格は税抜価格です。

「漢字の成り立ち:『説文解字』から最先端の研究まで/筑摩選書」
    落合淳思 著 筑摩書房 1,600円
  *正しい字源を探るための方法とは。『説文解字』から白川静までの字源研究の成果と短所、さらには最先端の到達点を平易に紹介する。

「〈外地〉日本語文学への射程」
    池内輝雄、木村一信、竹松良明、土屋忍 編 双文社出版 6,400円
  *台湾・韓国・中国・南洋。近代日本の拡張政策によって、占領植民地化されたアジア・東南アジア・南洋諸地域での、文化戦略としての“外地”文学を、現在の射程から考察する。“外地”文学の先鋒となって各地域に渡った邦人文学者たちの国策協力と違和・抵抗の文学やルポ。また現地の人々の受容と反発などを多角的に論じた、渾身の論文13本。資料として「戦前期台湾発行「文学関係」日本語書籍一覧」を付す。