2014年4月17日木曜日

4月16日の新着書~『旧中国切手カタログ』『台湾社会の形成と変容』他


*表示価格は税抜価格です。

【和書】

「貶める韓国脅す中国:新帝国時代試される日本」
    産経新聞「新帝国時代」取材班 著 産経新聞出版 1,300円

「旧中国切手カタログ 1878-1949:水原明窗没後20周年記念」
    福井和雄 編集 日本郵趣協会 2,200円
 *1949年10月に中華人民共和国が成立するまでの約70年間に発行された郵票−海関郵政・大清郵政・中華民国郵政の各時期の郵票とステーショナリーのすべて、書信館郵票・清朝時期台湾票を採録。

「耳穴臨床解剖マップ」
    王暁明 著 医歯薬出版 2,000円

「台湾社会の形成と変容:二元・二層構造から多元・多層構造へ/人文社会科学ライブラリー 第3巻」
    沼崎一郎 著 東北大学出版会 2,000円
  *17世紀のオランダ植民統治時代から21世紀の現代まで、政治と経済の動きを中心に、台湾社会の成り立ちと移り変わりを文化人類学者が易しく語り下ろした台湾入門。先住者と移住者の関係を横軸に、支配者と被支配者の関係を縦軸に、台湾社会を眺めると、オランダ時代から蒋介石時代まで長く続いた二元的・二層的な構造が、蒋経国・李登輝の時代に大きく変わり始め、2000年代以後急速に多元的・多層的な構造へと変化してきたと論じる。台湾に興味を持つ一般読者、特に高校生・大学生に、最初に読んで欲しい一冊。末尾に読書案内も。

「中国産業論の帰納法的展開」
    渡辺幸男、植田浩史、駒形哲哉 編著 同友館 3,800円

「中国消費財メーカーの成長戦略」
    李雪 著 文眞堂 3,200円

「懐かしの台湾 三職記」
    岩間俊卓 著 ブイツーソリューション 1,480円

「日本語文学を読む」
    李郁蕙 著 東北大学出版会 3,000円

「講座東アジアの知識人 第5巻 さまざまな戦後 日本敗戦~1950年代」
    趙景達、原田敬一、村田雄二郎、安田常雄 編 有志舎 3,600円

「「文化漢奸」と呼ばれた男:万葉集を訳した銭稲孫の生涯」
    鄒双双 著 東方書店 3,000円
  *銭稲孫は、日本文学の翻訳業績において、周作人と比肩されるが、中国でのその評価は低いといえる。北京が日本の占領下にある時期もその地にとどまり、万葉集をはじめ、数多くの日本文学の翻訳紹介を行い、必然的に日本の文化人とも深い付き合いがあった。佐佐木信綱、吉川幸次郎、目加田誠、竹内好、岩波茂雄、谷崎潤一郎などの名前が見える。戦時下でのそういった活動により、銭稲孫は、日中戦争終結後、中国で「文化漢奸」(文化面での民族の裏切り者)として投獄されることになったが、同様の扱いを受けた周作人と比して、ほとんど取り上げられることがなかった。本書では、銭稲孫の日本との関わりやその業績を見直し、新たにその生涯を評価するものである。

「歴史人別冊 世界史人 完全保存版 三国志 虚と実を徹底検証」
    KKベストセラーズ 686円


【輸入書】

384590 「2013年中国微型小説精選」
    中国作協創研部 選編 長江文芸 2,100円

383468 「中国区域経済発展与水資源問題研究」
    徐承紅 領著 西南財経大 4,080円