2014年4月9日水曜日

4月8日の新着和書~『環東アジア地域の歴史と「情報」』『風流天子と「君主独裁制」:北宋徽宋朝政治史の研究』他


*表示価格は税抜価格です。
 
「医師の社会史:植民地台湾の近代と民族」
    ローミンチェン 著/塚原東吾 訳 法政大学出版局 4,400円

「貨幣システムの世界史 〈非対称性〉をよむ 増補新版」
    黒田明伸 著 岩波書店 2,800円

「環東アジア地域の歴史と「情報」」
    關尾史郎 著 知泉書館 6,500円
  *東アジアにおいて中国との影響関係や地域の独自性をテーマに即して考察した総合的研究の書。「家」にまつわる情報の生成、情報のフォーマットの伝播、情報の収集とその活用等のテーマを取り上げ、新たな歴史像の展開を試みる。

「君は今のままで中国人と互角に仕事ができるか?」
    田原総一朗、宋文洲 著 三笠書房 1,300円

「日本・アメリカ・中国:錯綜するトライアングル/現代日本の政治と外交 5」
    猪口孝 監修/猪口孝、G・ジョン・アイケンベリー 編 原書房 4,800円

「甲骨文字と商代の信仰:神権・王権と文化/プリミエ・コレクション 47」
    陳捷 著 京都大学学術出版会 3,600円
  *現存する最古の漢字である甲骨文字を題材に、古代中国の王にとって最重要の事業であった「卜占」という面から、当時の社会の宗教的状況を解明する。19世紀末以来出土した数十万点におよぶ甲骨文字を刻んだ亀甲と牛骨について、関連する研究書のほとんどを渉猟するなかでいくつかの新見解を提示し、古代社会の実相を総合的にとらえる。

「詩僧皎然集注」
    愛甲弘志、浅見洋二、乾源俊、齋藤茂 編 汲古書院 10,000円

「小説外務省 尖閣問題の正体」
    孫崎享 著 現代書館 1,600円

「植民地教育とジェンダー/植民地教育史研究年報 16」
    植民地教育史研究運営委員会(第6期) 編集 皓星社 2,000円

「創作漢字:人に教えたくなる!国語力を高める!」
    加地伸行 監修/創作漢字コンテスト審査委員会 編 産経新聞出版 740円

「対偶文学論」
    繁原央 著 汲古書院 1,800円

「中国人が選んだワースト中国人番付:やはり紅い中国は腐敗で滅ぶ/小学館新書」
    遠藤誉 著 小学館 740円

「聴解・読解・朗読文選 中国文化15話」
    上野恵司 監修/顧莉 編著 白帝社 2,500円

「築島裕著作集 第一巻:訓點 本論考拾遺」
    築島裕 著 汲古書院 18,000円

「風流天子と「君主独裁制」:北宋徽宋朝政治史の研究/プリミエ・コレクション50」
    藤本猛 著 京都大学学術出版会 7,200円
  *芸術的で多才な文人皇帝である反面、国家の政治は一部の者らに任せ、あげくに王朝を滅亡に導いたとされる中国北宋の皇帝徽宗について、正しい人物評価を目指すとともに、京都学派以来北宋時代は政治的に君主独裁制の時代だとされていたが、独裁制の意味を明確にすることで、徽宗がおこなった政治についてもその実情を明らかにする。

「六朝文体論」
    福井佳夫 著 汲古書院 15,000円

「歴史のなかの日本と台湾:東アジアの国際政治と台湾史研究」
    中京大学社会科学研究所、檜山幸夫 編 中国書店 3,600円