2008年12月2日火曜日

速報[12月2日②]~これから入荷・発売する本

312055 『民国浙江文献叢編(全10冊)』
    国家図書館出版社 2008年12月刊 予価154,350円
 本書は、下記の民国時期における浙江省の重要な文献を影印収録する。《浙江政情通訊稿(期刊)》(浙江省政府秘書処、1943)、《浙江国防地理史話(専著)》(孟錦華著、1943)、《杭州市国貨運動周特刊》(1929)、《浙江省現行建設法規匯編》(1929)、《浙江省五年来建設工作報告(専著)》(浙江省建設庁編、1942)、《両年来之浙江建設概況》(1929)、《浙江司法一年紀》(民国28年2月)、《浙江省農村調査》(1935)、《浙江経済調査1―9》(3冊)(1931)、《杭州市経済調査(上下)》(1932)、《浙江経済紀略》(魏頌唐編、1929)、《浙江之平水茶》、《浙江省之茶厰管理:二十八年度》(1939)、《浙西水利議事会年刊(17至19年):第一期》、《浙西水利議事会年刊(19至20年):第二期》、《浙江省水利局総報告:民国二十一年二月至二十四年六月》(1935)、《調査浙西水道報告書:民国十七年》

312062 『関帝文化文献集成(約40冊)』
    山西人民出版社 2008年12月刊 予価798,000円
 三国時代の名将関羽(関公)を原型とした関帝は、漢民族及び多くの少数民族、儒・釈・道など様々な教派、世界各地に暮している中国人に崇められてきた神である。近年、関帝文化研究の発展により増加した関帝に関する夥しい数の文献の整理・編纂は、一つの重要課題となっている。本書は、整理・編纂を経た、清代までの《関帝聖迹図志》《義勇武安王集》などの古籍、関帝に関わる様々な経典や霊簽、「三大関廟」所在地山西謝州・湖北当陽・河南洛陽の地方志、関帝に関する小説・詩詞・歌賦を収録しており、関帝文化研究に集大成的な文献集を提供する。

312316 『中国回族文物』
    陳育寧、湯暁芳著 寧夏人民出版社 2007年12月刊 14,700円
 本書は、中国各地の回族居住区で行われた現地調査により撮影された大量の写真及び入手した大量の文献資料を活用し、建築・瓷器・金属器・彫刻・文献・碑刻・絵画・書法・匾額の分類で中国の回族文物を名称、年代、形状、材質、装飾紋案、文化的特徴などの面から詳細に紹介する。「導論」部分は、中国古代の回族文化は、イスラム思想を核心とし、中国伝統文化とイスラム文化が融合した中国本土の少数民族文化と力説する。

311581『推十書(増補全書)(全20冊)』
    上海科学技術文献出版社 2008年12月刊 予価205,275円
 劉咸炘(1896-1932)は、史学・哲学・文学の多方面に天才的な才能を発揮しながら35歳の若さで亡くなった民国時期における著名な学者である。《推十書》は、氏の中国古代文学・歴史・哲学・校讎・版本・目録・民俗・宗教・方志学・言語学・仏学・道学に関する著述231種・475巻を、綱旨・知言(子学)・論世(史学)・校讎・文学・授徒書・祝史学・雑学・札記の分類で収録する氏の代表作であるが、その一部しか刊行されていなかったため、研究者を悩ませた。劉咸炘の子息らにより行われた《推十書》の未刊部分の手稿に対する抄写、標点、分類、整理、校正、編輯、審査などの作業は、1991年から始まり、2005年にようやく完成した《推十書》研究の大きな成果である。本書は、「増補」の形式でこの成果を取り入れた《推十書》の完全本である。

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