2008年12月22日月曜日

『東アジアにおける言語接触の研究』~漢語に流入した東アジア周辺言語の実態を探る~

 
『東アジアにおける言語接触の研究』
  寺村政男著 竹林舎 2008年12月刊 29,400円

北方民族が持ち込んだアルタイ諸語(モンゴル語・満洲語)いかに近世漢語と影響しあったかを多くの文芸作品、歴史史料、碑文などから探る。元代・明代漢語資料のほか『満文金瓶梅』『満漢合璧西廂記』『満漢合璧音注成語對待』など豊富な満洲語資料をもとにアルタイ諸語の断片をつなぎあわせ、言語接触の度合いを論述。満州語辞書としても活用できる。資料編として未刊資料である『満漢合璧音注成語對待』『尼山薩満伝』を完全翻刻。

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