310154 『雑字類函（全10冊）』
学苑出版社 2009年3月刊 141,750円
ルーツが漢魏時期に遡れる「雑字」は、各種類の字や語彙をまとめて編纂された字書であり、類書でもあり、中国の啓蒙教育に重要な役割を果たした。識字教育の参考書である性格も持っているため、普通、同一雑字書に収めている字や語彙は、重複しない。最も有名な雑字は、清代以降に大々的に普及した《三字経》であるが、...（続き）
321132 『新版中国美術全集（全52巻）』
黄山出版社 2009年9月より刊行 予価630,000円
中国の一流出版社が総力を挙げて1990年に刊行を終えた全60巻の《中国美術全集》は、絵画・彫塑・工芸美術・建築芸術・書法篆刻などの分類で中国の美術作品を数多く紹介している集大成的な美術資料集として高く評価されているが、今、その全セットの現品を目にすることが難しい。本書は、《中国美術全集》の絵画巻を巻軸画・石窟寺壁画などに分けるなど分野を細分化し、この20年間に新しく発見されたものを追加した。
320262 『天水放馬灘秦簡』甘粛省文物考古研究所編 中華書局 2008年9月刊 予価24,150円
1986年、甘粛省天水市北道区党川郷放馬灘1号秦墓から出土された、甲種《日書》（73枚）・乙種《日書》（392枚）・《志怪故事》（7枚）に分かれる472枚の竹簡は、1975年に出土された湖北雲夢睡虎地秦簡に次ぐ重要な秦簡の大発見であり、秦史や秦文化の研究に貴重な一次資料を提供する。その中の《志怪故事》は、「中国最古の志怪小説」として中国の民間通俗文学史上で重要な地位を占めている。本書は...（続き）
321139 『福建省情地図集』
福建省地図出版社 2009年7月刊 44,625円
本地図集は、序図・人口資源環境・社会経済・持続発展・市県区図の5つの部分に分ける専題地図59幅・普通地図70幅・カラー写真97枚及び説明文から構成される。各部分の収録明細は下記の通り。...（続き）
321134 『永久的記憶：川西北羌蔵文化民俗図集（中英文2冊）』
巫允明著 上海音楽出版社 2009年5月刊 34,650円
1931年3月、石民・趙景深・李小峰など文学界・出版界人士の主宰により、上海で創刊された月刊《青年界》は、終刊となった1948年12月までに、作家介紹・近代絵画代表作・科学和医学雑譚、英美言語辨異・海外通信・青年文芸・短章・人物素描などのコラムで青年読者向けの大量の文学及文学史評論・原創小説・詩歌・小品・随筆・書評・文壇消息を掲載し、大きな影響力を有した青年誌である。寄稿者は、郁達夫・周建人・周作人・老舎・沈従文・朱湘・胡適・魯迅・臧克家・廃名など錚々たる顔ぶれであった。...（続き）
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