347299 『清聖訓（全31冊）』
遼寧省档案館編 中国档案出版社 2011年2月刊 352,800円
《清聖訓》は、清王朝の歴代の史官により記述された清太祖努爾哈赤から清穆宗（同治帝）までの十人の皇帝の訓政言論であり、その内容は、政治措置・人事行政・軍事行動・経済政策・中外交往・民族関係・社会現状及び皇室の冠婚葬祭・祭祀活動や宮殿の建築営造などの広範囲に及ぶ上、清代の帝王たちの政治・経済・軍事・外交・文教・宗教・民族などについての理念・政策・措置が反映され、清史研究の欠かせない史料と位置づけられている。《清聖訓》は、数セットの抄本があったが、盛京崇謨閣に納められた1セットは、保存状態がもっとも良い。本書は、31冊に分け、現在、遼寧省档案館に収蔵されている盛京崇謨閣《清聖訓》の漢文本922巻を影印収録する。
125517 『全唐詩（増訂簡体本）（全15冊）』
[清] 彭定求等編／陳尚君補輯／中華書局編輯部点校 中華書局 2011年3月刊 46,200円
康煕年間の江寧織造曹寅が諭旨を受け、彭定求、楊中訥など10人の引退した翰林を集め、編纂した《全唐詩》900巻は、唐代の作者2,200余人の48,900余首の詩作を収録する集大成的な唐詩集である。1960年代、中華書局により刊行された《全唐詩》点校本は、《全唐詩》に掲載されていない800余人の4,600詩作を収録する陳尚君編纂の《全唐詩補編》を追加し、《全唐詩》の資料性を更にアップした。《全唐詩（増訂簡体本）》は、《全唐詩》点校本の誤りや不備を訂正し、単純な断句を完全な標点符号に置き換えている簡体字横組版。
347335 『景刊宋金元明本詞（上下）』呉昌綬編 中国書店 2011年1月刊 30,450円
本書は、清末明初の文人呉昌綬により編纂された宋・金・元の詞集17種を収録する《仁和呉氏双照楼景刊宋金元明本詞》、陶湘続刻の《武進陶氏渉園続刊景宋金元明本詞》（23種）、《補編三種》《景刊汲古鈔要七種》を影印収録する。
347334 『凌濛初全集』
魏同賢、安平秋主編 鳳凰出版社 2010年12月刊 40,950円
本書は、明代の著名な出版家凌濛初（1580-1644）の著述《詩言翼》《詩逆》《初刻拍案驚奇》《二刻拍案驚奇》及び凌濛初により刊刻された《陶靖節集》《西廂記》などの著作計28種を収録し、凌濛初の業績を浮き彫りにする。
347337 『阿爾寨石窟壁画』
鄂托克旗文化広播電視電影局編 内蒙古人民出版社 2010年7月刊 30,870円
内蒙古自治区鄂托克旗にある阿爾寨石窟は、北魏中期から明末にかけて造られつづけた寺廟、宮殿、石窟、摩崖石刻造像、壁画、雕塑及び回鶻文・蒙古文・梵文・蔵文・八思巴文の榜題を有する仏教芸術の宝庫である。本書は、阿爾寨石窟の北魏・西夏・元・明時期の壁画約200幅を紹介するカラー写真集である。
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