2011年6月6日月曜日
6月4日の新着和書~『五山文学研究 資料と論考』『中国現代文学 7』他
「元刋雜劇の研究 二 貶夜郎 介子推」
赤松紀彦ほか編 汲古書院 8,400円
「五山文学研究 資料と論考」
堀川貴司著 笠間書院 8,190円
*中国文学の圧倒的影響下にある中世禅林の文学は、日本文学から孤立しているのだろうか?倦まず弛まず書物と格闘し新たな文学作品を生み出した、禅僧たちの営みを明らかにする。また、その後の近世文学への接続、同時代の和歌や説話、公家社会の学問との関わりを探り、孤立しているように見えている五山文学を日本文学の中に組み込むべく、その存在を新たに捉える基礎作業を行う書。
「清代経済政策史の研究」
黨武彦著 汲古書院 11,550円
「近きに在りて 第59号近現代中国経済史研究の成果と課題」
汲古書院 1,300円
「中国現代文学 7(2011Spring)」
中国現代文学翻訳会編集 ひつじ書房 2,100円
*掲載作品:劉慶邦「月は遥かに」(中秋節に出稼ぎ先から村に帰ってきた夫は…)、残雪「埋葬」(男は慣れ親しんだものを次々に埋めていき…)、畢飛宇「虹」(高層マンションに暮らす老夫婦は不思議な少年に出会い…)、蘇童「キンモクセイ連鎖集団(チェーングループ)」(嘘つきリウは都会でキンモクセイを売り始めたが…)、史鉄生「Mの物語」「B先生」(“反動”と呼ばれて孤立した少女は…/少年にとって理想だった先生…)。このほか、昨年末急逝した史鉄生に関する解説・資料などを掲載する。
「中国で繁盛店をつくるシンプルな方法 成功のコツはすべて日本にある」
関敏著 日経BP社 1,575円
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