2011年6月8日水曜日

読売新聞に書評が掲載されました!~『張愛玲 愛と生と文学』

 
『張愛玲 愛と生と文学』
  池上貞子著 東方書店 2011年03月 2,100円

読売新聞(6月5日)に書評が掲載されました!
評者は詩人の蜂飼耳さんです。読売新聞WEBサイト(本よみうり堂)で全文をご覧いただけます。

「もっと読んでみたいと思っても邦訳が少ないままの書き手がいる。

張愛玲(1920-1995)はその一人だ。いくつかの作品を除いては未だ日本語で読めない。むしろ「傾城の恋」「赤い薔薇 白い薔薇」「ラスト、コーション」などの映画の原作者として知られている状況だろう。

張愛玲は、一九四〇年代前半の日本占領下の上海で小説を発表しはじめる。大家族の伝統と退廃、愛欲と金銭に翻弄される人物たち、冷徹な観察。本書は、この作家をめぐるさまざまな論考を収める。――」
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