2011年6月9日木曜日

速報[6月9日④]~これから入荷・発売する本

 
347451 『楚辞集注(図文本)(1函2冊)』
    [宋] 朱熹集注 広陵書社 2010年7月刊 12,600円
 宋代の理学大師朱熹により編纂された《楚辞集注》8巻は、楚辞研究史上において最も重要な専門著作の一つである。東漢の大学者王逸の《楚辞章句》に基づく、《七諌》《九懐》《九嘆》《九思》を削除し、賈誼の《吊屈原》《服賦》及び揚雄の《反離騒》を追加し、屈原の7題・25篇を「離騒類」として、5つの巻に収め、宋玉等の8題・16篇を「続離騒」として、3つの巻に収める。注釈は、《毛詩》の体裁に沿い、賦・比・興の手法で《楚辞》の音義・奥義・作者・題意・創作背景などを説明する。本書は、人民文学出版社1953年影印宋端平刊本を底本とし、歴代の《楚辞》の絵画作品を多数収録する《楚辞集注》整理本である。

347458 『絲路遺韵―新疆出土文物展図録』
    新疆維吾爾自治区博物館編 文物出版社 2011年3月刊 11,340円
 2011年3月、深圳博物館・新疆維吾爾自治区文物局・新疆維吾爾自治区博物館・新疆維吾爾自治区考古研究所の共催によって、深圳博物館で開かれた「絲路遺韵―新疆出土文物展」は、ミイラ「楼蘭美女」、尼雅国王の枕、「小河女屍」など国宝級のものを含む新疆各地で出土された数百点の貴重な文物が展示され、数多くの参観者に感動を与えた。本書は、大量のカラー写真を用い、絲綢之路上的先民・漢唐絲路開・絲路文書与貨幣の3つの部分に分け、これらの展示品を紹介する。

347464 『揚州市第三次全国文物普査新発現』
    揚州市文物局編 広陵書社 2011年1月刊 14,700円
 揚州市では、2007年10月から実施された「第三次全国文物普査」によって、改めて1,758ヶ所の文物が確認された。その中、儀征東門水門遺址・宝応双琚遺址・高郵左家遺址・維揚金鼓墩漢墓・広陵南河下塩商建築群・高郵百歳巷磚雕門楼・宝応劉氏五之堂・蒲松齢旧居・揚州蚕種場旧址・美漢中学旧址などは、文物的な価値が高い。本書は、600余幅のカラー写真を配し、古遺址・古墓葬・古建築・近現代重要史跡及代表性建築・石刻及其他など5つの部分に分け、揚州における新しく確認された約200の文物を紹介する。

347527 『現代針灸学』
    陳少宗、鞏昌鎮著 鄭州大学出版社 2011年2月刊 7,560円
 本書は、4篇・23章に分け、120種の疾病の針灸治療法や現代針灸学の中核的理論及びその臨床応用を紹介する。第1・2篇と第3篇の内容は、二つの穴位系統の「基本理論」及びその「位置づけと効き目」に、第4篇の内容は、現代針灸学の中核的理論の指導に基づく「常見病の臨床治療」にわたる。

347187 『紅色起点―中国共産主義運動早期稀見文献匯刊(約30冊)』
    中西書局 2011年6月刊 予価315,000円
 本書は、下記の早期の中国共産主義運動に関係する刊行物13種を影印収録する。
1、《新青年》(陳独秀主編、1915年9月15日上海にて創刊)
2、《毎週評論》(陳独秀、李大釗主編、1918年12月22日北京にて創刊)
3、《星期評論》(戴季陶、李漢俊主編、1919年6月8日上海にて創刊)
4、《湘江評論》(毛沢東主編、1919年7月14日長沙にて創刊)
5、《少年中国》(李大釗主編、1919年7月15日北京にて創刊)
...(続き)

317641 『遼寧旧地方志・奉天通志(全16冊)』
    遼寧民族出版社 2011年4月刊 136,500円
 民国23年(1934年)に編纂された《奉天通志》は、厳密な考証を経た大量の歴史文献に基づき、政治・経済・山川・地理・芸文・人物などに関わる20の門類に分け、秦漢時期から民国時期にかける奉天地区の歴史・沿革・政治・経済・地理・文化・民俗・風習・民族・人物などを記述する20世紀前半における代表的な地方志の一つである。本書は、その完全影印本。《人名音序索引》と《地名音序索引》を付す。

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