速報［6月9日②］～これから入荷・発売する本

　
347785 『陽泉民間文芸叢書（全10冊）』
　　　　馬玉隆主編　方志出版社　2010年6月刊　予価31,500円
　山西省東部の陽泉地区は、民間文芸の非常に盛んな地域である。本書は、約2,000幅の写真や図版を配し、《陽泉節日》《陽泉石雕磚雕》《陽泉迓鼓》《陽泉収蔵》《陽泉飲食》《陽泉廟会》《陽泉木雕根雕》《陽泉民間文字》《陽泉喪葬習俗》《陽泉民居》の10冊に分け、約4,000年の歴史を誇る陽泉の民間文芸を全面的に紹介する。

347790 『《臨川四夢》評注（全4冊）』
　　　　中国戯劇出版社　2011年2月刊　16,800円
　明代の著名な戯曲家湯顕祖（1550-1616、江西臨川の出身）が、創作した《牡丹亭》《紫釵記》《邯鄲記》《南柯記》は、明代戯曲の到達点を示す中国伝奇戯曲の傑作であり、いずれも夢幻的な情景を現すため、「臨川四夢」と絶賛されている。本書は、徐朔方箋注の《湯顕祖全集》をもとに、4冊に分けて、「臨川四夢」に関する評注文章を数多く収載する。各冊は、扉頁・湯顕祖像・湯顕祖手跡・題鑑・序言・前言・凡例・後記からなる「共有部分」と伝奇戯曲名・伝統版本写真・湯顕祖及び「臨川四夢」に関する評注文からなる「独立部分」で構成される。

347810 『游心書画―玉堂蔵中国歴代名家書画集』
　　　　劉明編著　上海書画出版社　2011年4月刊　15,750円
　20世紀は、中国書画史上の一つの高峰期である。本書は、この百年間に重点を置き、下記のものを含む歴代の大家の書画作品200点を紹介する。
緑竹孔雀図（艾宣）・陶弘景詩意図（董其昌）・鷺翔図（傅山）・桂冷清賞図（高其佩）・山水冊頁（惲寿平）・山水花鳥冊（華嵒）・霊芝献瑞図（胡公寿）・棕林喂馬図（任頤）・策杖遠行図（蒲華）・富貴多福（呉昌碩）・寒江独釣（黄山寿）・清白家声（斉白石）...（続き）

347811 『含英咀華：湘劇伝統折子戯一百出（全3冊）』
　　　　范正明編著　岳麓書社　2011年1月刊　7,203円
　湘劇は、湖南省など華南地区で流行している中国の有力な地方戯曲の一つであり、その歴史は、600年前の明代中期に遡ることができる。本書は、大量のカラー写真を配し、それぞれ「題解」「劇中正文」「注釈」の構成であり、下記のものを含む約100種の湘劇の代表的な演目を紹介する。...（続き）

347818 『湖北通志（民国10年版影印本）（全16冊）』
　　　　湖北省地方志編纂委員会編　湖北人民出版社　2010年12月刊　111,384円
　清光緒7年（1881年）から1919年にかけて編纂され、民国10年（1921年）に刊行された《湖北通志》172巻は、厳密な考証を経た大量の史料や文献に基づき、輿地・建置・経政・学校・武備・芸文・金石・職官・人物などの類目に分け、上古時代から宣統3年（1911年）までの湖北地区における歴史・沿革・政治・官制・経済・文化・民俗・風習・人物などを記述する集大成的な湖北地方志総集である。本書は、この民国10年版《湖北通志》の完全影印本。

347826 『故宮古琴図典』
　　　　故宮博物院編　紫禁城出版社　2010年8月刊　15,225円
　本書は、大量のカラー写真を用い、故宮博物院に収蔵されている36の明清古琴や多くの琴譜を紹介する写真集である。絲質琴弦、錦琴嚢、琴桌など古琴の細部をピックアップし、古琴の内部構造もCT画像で明らかにするほど、古琴の内在的な美しさを表そうとしている。「前言」部分は、古琴の歴史演変、明清皇室と古琴との関係、古琴の断代などを論述しており、古琴についての学術論文として読むこともできる。

347829 『三国志（注釈本）（全2冊）』
　　　　周国林等注　岳麓書社　2011年2月刊　7,203円
　本書は、南宋紹興刻本と紹煕刻本の「百衲本」《三国志》を底本とし、前人の《三国志》標点・研究・校勘の成果を踏まえ、《三国志》の人物・地名・職官・名物・制度・事件・習俗・典故などに更なる精密な注釈を加え、難読字に注音と解釈を加える。